アロマテラピーと言えばラベンダー

ラベンダーと言っても、精油に使われるラベンダーは主に3種類あります。

まずは一般的によく知られ、使われている「真正ラベンダー

そして「アスピック・ラベンダー

それから、名前がちょっと違う「ラバンジン

 

これら3種類の特徴と、それぞれの効果的な使い方についてまとめます。

 

まずは特徴(成分)について

  モノテルペノール類 オキサイド類 ケトン類 エステル類
真正ラベンダー 40%   4% 50%
アスピック・ラベンダー 40% 35% 10%  
ラバンジン・スーパー 40% 5% 5% 50%


真正ラベンダーは「エステル類」が多く

アスピック・ラベンダーは「オキサイド類」を含み

ラバンジンは「エルテル類」も「オキサイド類」も含んでいます。

 

実をいうと、ラバンジン真正ラベンダーアスピック・ラベンダーの交雑種なので、

両方の特徴を合わせて持っているのです。

 

それぞれの特徴がわかったところで、

それぞれの精油の使い方をご紹介します。

 

真正ラベンダーに多く含まれる「エステル類」に属する「酢酸リナリル」は

とても良い香りがして、中枢神経の鎮静作用があります。

ですので、ストレスや不眠症などの悩みに効果が期待できます。

誰でもできる簡単な使い方は、ティッシュやコットンなどに1滴を垂らし、机や枕元など自分の近くに置いて香りを楽しむ方法です。

 

アスピック・ラベンダーに含まれる「オキサイド類」に属する「1,8シネオール」は

香りは樟脳のようなスーッとする香りで、去痰作用、抗菌作用、抗炎症作用などの風邪の諸症状に効果があるとされています。

ですので、痰がからむ風邪や喉の炎症などに効果が期待できます。

ただし、「オキサイド類」は4歳以下の子供への神経毒性、多量摂取すると胃腸と中枢神経の障害がみられるなど、注意する必要があります。

この精油は、症状によっては高い効果を期待できますが、注意事項が多いため、初心者の方にはあまりお勧めしません。

 

ラバンジン・スーパーは真正ラベンダーと同じく「エステル類」を多く含み、さらに「オキサイド類」も含んでいるので、

中枢神経の鎮静作用と風邪の諸症状の両方への効果が期待されます。

注意が必要な「オキサイド類」の含有量も、アスピック・ラベンダーよりも少ないため、多量摂取への不安が少なくなります。

痰が絡んだり、喉が痛い時には、真正ラベンダーよりもラバンジン・スーパーを使用した方が、効果が期待できます。

誰でもできる簡単な使い方は、リラックスが目的の場合は、ティッシュやコットンなどに1滴を垂らし、机や枕元など自分の近くに置いて香りを楽しむ

喉の痛みには、手のひらに1滴垂らした精油を植物オイルで伸ばして、喉の痛い場所に塗る、などの方法があります。

 

いずれの場合でも、妊娠授乳中の人、喘息の人、アレルギーがある人、てんかんの人、6歳以下の子供、は思わぬトラブルが起こる場合があるので、使用しない方が良いとされていますのでご注意ください。

 

【注意】

真正ラベンダーもラバンジン・スーパーも、皮膚塗布可能な精油ですが、

まがい物のアロマオイルの場合は不純物が入っていたりなど、思わぬトラブルが起きますので、

100%ナチュラルな精油を購入してください。

私が普段から使っている精油のリンクを下部に表示させています。

 

 

今後も、アロマテラピーについて、いろいろご紹介していきたいと思います。