娘が完全に学校に行かなくなったのは11月中旬からだったけど、予兆は考えてみれば大分前からあった。
昨年は、遅刻はしなかったものの、今年になり私に対する反抗はひどくなるばかり。
学校帰りにカラオケに行ってみたり、ゲーセンなど寄り道をする日々。
何か聞いても「はぁ?」「知るか」「あっち行って」
時には「死ね」
娘は反抗期がひどくて、不良になりつつあるのだと思っていた。
私は娘の言葉をそのまま受け取り、なんでこんな言葉を親に言えるんだろうと、怒ったり傷ついたりしていたけど、その言葉の奥にある娘の悲鳴を聞き取れていなかった。
今年の夏前には、朝突然先生から電話がかかってきて
「娘さんが学校に来ていませんがどうされましたか?」と。
これには本当にビックリしたが、学校に行きたくなくてサボってマックでお茶していたと。この時も怒ると学校行かなくなったら困るな、という思いもちらっとかすめて自分の心を落ち着かせて「心配したよ、どうしたの?」と話はしたものの、娘の学校に行きたくない気持ちにまで寄り添うことは出来なかった。
ある時は、朝無理矢理起こして学校へ行かせると、登校したとたん保健室へ行き、すぐに帰ってきたことがあった。
「どうしたの?」と聞くと「気分不良」という答え。「もう直ったから」
と言われて
私は、あきれるやら、心配していいのかわからず、ついつい嫌な言葉を浴びせていた。
「気分不良て何?サボったの?」
「なんで学校行きたくないの?」
「授業に遅れちゃうよ」
「みんな勉強してるのに、、」
今ではこういう声がけが、どんどん娘を追い込んでいったことがよく分かる。。
今からでもやり直すことができるだろうか。。
不登校はなるべくして始まっただけで、私の気がつかないうちに始まっていたことに愕然とした
一緒に生活している家族で、娘のことをわかっていたつもりの自分。
娘の新たな一面が次々見えてきて、私は何も娘のことをよくわかっていなかったことがよくわかった