彼とのお付き合いの中で
彼が私にしてくれる事は
私のこれまでの恋愛では
経験したことのない
素敵なものだった。
一緒にお出かけした時
車の乗り降りの際は
必ず助手席のドアを開けてくれて
入り口のドアの開閉も
彼がスマートにやってくれる
彼の自然なエスコートが
彼が私をどれだけ大切に扱ってくれているか
久々と伝わってきた。
彼とのデートは
白金通りのカフェに行ったり
彼の卒業した大学の
三田キャンパスに探検に行ったり
彼のお友達やその奥様達と食事会をしたり
那須のペンションにお泊まりに行ったり
そして時には
彼が好きなラーメンやカレーを食べに行ったり
お休みの日はもちろん
深夜明けから翌日の準夜勤まで
他の用事がない限り
彼と一緒に過ごした。
時間を共有する事が
お互いにとって自然な事になっていた。
ある日私たちは
駒沢公園の近くにある
サンマルクカフェでランチをしていた。
彼は私がオシャレをする事を
凄く喜んでくれた人だった
そんな彼の嬉しそうな顔を見たくて
毎回のデートにオシャレをした。
その日は赤いワンピースを着ていた。
すると彼から
『今日の凛のワンピース、すごくいい。
NYに行っても、それ着てほしい』
と。
私が何のこと???
という表情をしていると
『会計士の資格をパスしたら
NYの会計監査法人に就職しようと思ってる。
その時は、凛も一緒に来てくれるかな』
そして続けるように
『僕は、凛と結婚がしたいんだ。
凛としか結婚する気がないから。
資格が取れた時にプロポーズするね。』
と
突然のフライングプロポーズだった。
不思議なスタートだったけれど
一緒に過ごせば過ごす程
彼の魅力に惹かれ
私は彼を好きになっていった
だから
彼からの言葉がすごく嬉しかった。
こんな平凡な私でいいのかな?
と思ったけれど
彼と一緒に過ごす未来の幸せを
噛み締めていた。
彼はまた
私の学会発表の準備が必要になると
エクセルでデータを整え
論文を書く時は
彼が文章の構成を見直してくれる
英文訳が必要になると
彼が全て担ってくれた。
相変わらず
彼の愛情表現はずっと変わらなくて
一緒に過ごしている時は
数ヶ月経とうか、半年、1年経とうが
『凛を愛してる。
これからもずっと一緒にいよう』
だった。
何もかもが満たされた日々だった。