高齢者の住替えを考える。~NPO高齢者住替えネットワーク~

高齢者の住替えを考える。~NPO高齢者住替えネットワーク~

あるべき理想の「高齢者の住替え」について、弁護士・税理士・司法書士・建築士・ファイナンシャルプランナー・不動産コンサルタントが日頃考えていることを交代で書きます。ご相談があれば、お気軽にどうぞ!

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では、今の日本の家もそう(つまり自分の存在する意味を確認する場所)だろうか、

と考えると、肯定できないことも多いように思う。


ではなぜか?


それは、存在の意味とは無条件の肯定だからだと思う。


人生には、間違いも失敗も後悔も、数え切れないくらいたくさんある。


それを無条件で肯定すること(それを山本さんは、「愛」とおっしゃっていたと思う)、

それが本来の「家」(あるいは「家族」)なんだろう。


では、高齢者の住まい(例えば介護施設)にそれを求めることは出来るのだろうか。


いろいろな考えはあるでしょうが、介護保険施行から10年。有料老人ホームも

たくさん作られました。


最近では、高齢者専用賃貸住宅も増えています。


建物(ハード)ができることで、解決される問題も確かにあると思います。


一方で積み残した課題もあるかもしれません。


それを解決する試みこそ、次の時代を作るということなのでしょう。


「きぼうのいえ」の試みは、年間数千万円の「赤字」を顧みず、実現に向けて

がむしゃらに突き進む革命家の仕事だと思う。


次の時代を作るためには、革命家が実証した一つの真実を、社会の仕組みとして

万人のものにすることでしょう。


小さくとも住替えネットの活動も、「きぼうのいえ」が示した希望の灯に向かって

歩むことができたら嬉しいですね。



<田中>

さて、2回目の「きぼうのいえ」の訪問。


住替えネットのAさんと、音楽療法事業を行なっているKさんと、3人で訪問。

屋上に作られた「礼拝堂」で、施設長の山本さんと4人で語り合った。


3時間以上も話をしたので、その内容をまとめることはできませんが、

一番すっと腹に落ちたのは、「亡くなる人を看取るときに大切なことは、

自分自身の人生と和解させる」ということ。


テレビを見ているときには、最期まで傍に寄り添う山本美恵さんの姿が

印象的だったのですが、単に寄り添っているのではないんですね。


仕事を失い、家族を失い、故郷を失い、すべてを失った自分自身を否定して

死んでいく・・・。そこには、人生の意味はない。


そんな人に、生まれてきてよかったと、自分の人生は意味があるものだったと
思ってもらうこと、それが「きぼうのいえ」の意味なんだと思う。


つまり、「いえ」とは、自分の存在する意味を確認する場所なんだろう。


私がテレビを見て感じた幸福な気分は、「きぼうのいえ」には存在の意味を

回復させる何かがあったからだと思う。


(続く)


<田中>

昨年12月13日に放送されたNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀 山本美恵」
をご覧になった方も多いかと思います。


http://www.nhk.or.jp/professional/2010/1213/index.html


http://topicsnow.blog72.fc2.com/blog-entry-1028.html


東京山谷のドヤ街のホスピス「きぼうのいえ」の活動に、衝撃を覚えた人も

多いようで、「きぼうのいえ」のブログにも感動した方の多くのコメントが

寄せられていました。


http://kibounoie.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-c57f.html


私も、亡くなる方に最期まで寄り添う山本美恵さんの姿に感銘(というか、

何か不思議な幸福な気分)を覚え、実はアポもなしで「きぼうのいえ」を

訪問してみました。


案内してくださったのは、施設長の山本さん(山本美恵さんのご主人)。


突然のお願いにもかかわらず、快く施設の中をご案内いただきました。


お礼を申し上げて帰る途中、考えました。


「せっかくお話をお聞きし、施設をご案内いただいても、それだけで終わって

しまっては、もったいない。もっと多くの人に知ってもらうことが大切だし、

そのためにできることがあるのではないだろうか・・・」


そこで、翌日また山本さんに連絡をして、「高齢者住替支援ネットワーク」で講
演会を企画したいので、打ち合わせの機会をいただきたいと伝えました。


またしても、山本さんからは快い返事があり、その翌日(最初に訪問してから2日後)
にまた「きぼうのいえ」を訪問することになりました。


(続く)


<田中>

「高齢者住替支援ネットワーク」では、高齢者と家族のための”住まいとお金”
の勉強会[第2回]として、大きな改正が行なわれる相続税をテーマにセミナーを
開催いたします。


高齢者とご家族だけでなく、関心のある方はぜひご参加ください。




■テーマ  「他人事ではなくなった相続税」


■内容
平成23年度税制改正が可決されると、相続税の申告義務者が大きく拡大するこ
ととなります。

都内で不動産を持っている方の大半は相続税の申告義務者になると予想され、相
続税は他人事ではなくなります。

残される方にとって大きな負担となる相続税はどのように計算されるのか、そし
て今から準備しておけることを解説いたします。


■日時  平成23年2月5日(土) 13:30~15:30


■場所  四谷区民ホール
     東京都新宿区内藤町87番地 四谷区民センター11階
     丸の内線「新宿御苑前」駅 徒歩4分


■参加費 無料


■講師  小川泰幸(武蔵野税理士法人 代表社員)
       年間数十件の相続税申告業務に携わる資産税専門の税理士


■申込  メールまたはファクスで、①氏名、②住所、③電話番号をお知らせく
     ださい。
     ⇒メール  sumikae.net@gmail.com
      ファクス 020-4664-8360

東京都文京区区議会議員の前田くにひろ氏が主催の、「老い支度支援講座」に

参加しました。


全4回でいずれも興味深い内容だったのですが、都合で2回しか参加できません

でした。


第1回は、文京区の地域包括支援センターの方のお話、第2回目はグループホーム
の管理者の方のお話でした。


どちらも、非常に参考になるお話で、介護や高齢者の現実の様子が非常によく

分かりました。


また、それに携わっている方の、ご努力も伝わって、本当に頭が下がる思いです。


それに対して、(こういう貴重な講座を主催していただいている前田区議には

申し訳ないですが)、まだまだ政治や行政はやるべきことができていないように

感じてしまいます。


ただ、私個人としては、政治や行政に期待するよりも、むしろ民間の力を活用し
たほうが、よっぽどスピーディーに進むのではないかと思ってしまいます。


例えば、当日も話題に出たのですが、老人ホーム等へ入居するときの身元保証の
問題や成年後見制度を利用するときの後見人の問題。


確かに、身元保証や後見人を、民間が行なうことのデメリットやリスクもたくさん

あることでしょう。


でも、今この瞬間にそういう問題に直面している方にとっては、将来の解決策は
無意味です。


民間が行なうことによって、不十分な面やトラブルがあったとしても、結果的に
はよい社会が実現できるのではないでしょうか。


先日、みんかい のKさんのご紹介で、墨田区の居宅支援介護事業所での勉強会に
参加させていただきました。


やはりケアマネージャーさんやヘルパーさんは、高齢者の方からの

いろいろな相談を受けることがあり、特に地域柄「借地」のご相談が多いとのことでしたので、
私からは「借地の法律と活用」についてお話をさせていただきました。


借地は、すべて法律でクリアになっているわけではなく、

専門家でもなかなか難しい分野なのですが、ご参加いただいた皆さんはとても熱心で、

ときどき鋭いご質問などをいただきました。


今後もぜひこういう機会をいただけるととても嬉しいです!


どうもありがとうございました。



<田中>

先日、某訪問介護大手の会社を訪問しました。


住替えネットとの事業の協業と、「バリアフリーリフォーム」について、

お話をさせていただきました。


ご担当の方のお話で印象に残ったのは、老人ホームに入居するときの

身元保証人を引き受ける会社が増えてきているということでした。


とはいえ、実際この会社でも、法人が身元保証人になるケースはまだないとのことでした。


でも、今後は身元保証人でも、成年後見でも、法人が引き受けるというケースが
増えてくるんだと思います。


多くの企業が、いろいろな手法で参入することで、結果としてよいものが残る、

そういうステージに移行しているんですね。


今までは、「福祉」というと、一部の社会的弱者が対象だったかもしれませんが、
いまや介護は「福祉」の世界だけのことではなく、社会全体の問題になっています。


当然、福祉だけの中ですべてが完結するわけではなく、そこにビジネスの仕組み
を取り入れることは必然の流れだと思っています。


とはいえ、「バリアフリーリフォーム」もニーズはたくさんありそうで、

参入する企業も多いそうですが、あまり利益が出ずに撤退する会社も多いそうです。


福祉とビジネスの接点を作り、それを持続させることが大切なんですね。


今回訪問させていただいた会社とも、今後はさまざまな点で接点が持てそうです。


宜しくお願いします!


<田中>


先日、介護施設に音楽療法を提供しているという若者に出会いました。


「介護が必要になっても、人間が人間らしく人生を全うできる環境づくりを」と

理想を持ちながら、あくまでも営利企業として事業を展開するという。


会社名は、リリムジカ (心をこめた音楽)。


私自身も今まで違和感を持っていましたが、これまでの音楽療法は、

介護施設が資金を出して、場合によっては本人の希望とは無関係に

音楽療法を行ってきた。


リリムジカでは、希望する本人や家族が費用を負担して、一定の

少人数に対して深いコミュニケーションがとれるようにする。


確かに、ビジネスの世界では当たり前かもしれませんが、福祉の世界では

新しいやり方なのかもしれませんね。


でも、福祉の世界だけではすべてを完結させることが不可能であるのは、

もはや自明です。


福祉の世界に、ビジネスのロジックを持ち込むことによって、選択肢を増やし、

持続可能かつ高度なサービスを提供する。当たり前のやり方を、いろいろな分野で

いろいろな人が始めているんだなぁ、と改めて感じました。


<田中>


先日のブログでご紹介をした、「老いを考える」シンポジウムのご紹介  に参加してきました。



高齢者の住替えを考える。~NPO高齢者住替えネットワーク~

介護保険施行10年での課題と進歩についての意見を、とのことでしたが、

やはり高齢化のスピードに、介護保険の「進歩」が追いついていないのでは、

という感を強くしました。


特に、直面する問題としてはやはり「お金」


本人の負担が非常に大きいこと、そして先の見えないことによる

将来の「不安」もまた非常に大きいことが再認識させられました。


私が最後に質問(というか提言)をさせていただきましたが、

「お金」の問題にしろ、「住まい」の問題にせよ、

基本的には、問題発生後の対応というよりは、事前の対策・準備が大切である

ことは言うまでもありません。


病気における早期発見と同様、事前の対策・準備をするためには、

なんといっても客観的かつ定期的な診断が必要なはずです。


「お金」や「住まい」(建物というハードだけではなく、住まい方全般を含む)を

きちんと定期診断しようとすれば、狭義の福祉関係者だけではなく、

ファイナンシャルプランナーや不動産会社、建築士、税理士等、さまざまな

専門家を活用することが近道なのではないかと思っています。


介護施設にさまざまな営利企業が参入することによって、質・数ともに

10年前に比べて「進歩」しているように、さまざまなビジネスの仕組みを

取り入れることによって、かえって福祉の質も向上するのではないかと

思いますが、いかがでしょうか。


<田中>

こんばんは!


先日は、二子玉川の再開発を担当した方と一緒に、現地の飲み屋さんで

打ち合わせをしました。


二子玉川の再開発事業はこちら


再開発事業が発足して約30年。その方が担当してから約10年・・・。


でも、建物が完成しても、街はまだまだ完成しません。


もしかしたら、街が完成する頃は、再開発事業発足の頃の人は、もういないかも。


さて、次の世代に何を伝えるのか、何を残すのか、人生の折り返し地点に達すると、

そんなことも思いますが、思うだけではなく、まず何かをすること、が大切ですよね。


二子玉川の駅に、介護講座のチラシがおいてありました。


「明日から使える!! 介護技術ミニ講座」  参加費無料


私自身は、介護の仕事を志しているわけではありませんが、こうしていろんなところで、

いろんな人が、明日の社会を創っているんですね。


<田中>