皆様にはいつも応援してくださいまして本当にありがとうございます。

 

そして こんな時代になってなってしまって、先の見えない不安な中で

当団体の事を変わらず応援してくださっている皆様に本当に感謝しています。

 

本当に ありがとうございます!

 

 

 

 

現在とても厳しいシェルターの運営状況なのですが

 

やはりあきらめたくない  

 

という思いがあって。

 

同じ事を震災からずっと行ってきた仲間たちも 栖 と 同じ思いがあって

 

私は 本当に無理ばかりしてしまうので

ご支援くださる皆さま そしてボランティアさんたちに ご心配ばかり掛けてしまうのかもしれないのですが・・・

 

 

 

● 今 浪江町 で残されている猫たちの保護を進めたいと思っているのです。

 

私自身は震災後から福島の原発事故被災地ほぼ全域の給餌に関わっていました。

現在は、 葛尾村と浪江町  の活動を主にしております。

 

かつらお動物見守り隊さん と 個人ボランティアさん 鈴木美弥子さん と連携して

 

葛尾村と浪江町の

給餌・保護・TNRを基本として 震災からずっと続けています。

 

どちらかというと 葛尾村 がメインですが、

 

今まで、浪江町は他のボランティアさんのフォローをする形での活動で、

他の方のポイントも給餌をしている場所がわかる範囲ですが

自分たちの給餌場所に行く際には一緒に給餌するようにしていました。

 

これまでは ほぼ一週間に一度のペースで行っています。

※今は新型コロナウィルスの影響で 県内ボラさんと連携してまわっています。

 

浪江町は、ボランティアさんの判断で 2013年過ぎ頃から

TNRも行っていて 多くの猫たちがリリースをしている町です。

被災地ではありますが、簡易的な許可書で入れていたというのもあり

当時、町にいた猫たちの頭数的にもTNRをまずしてという判断だったのだと記憶しています。

 

ある程度の範囲を猫たちは移動しますが、

リリースしたポイントを中心に 給餌して カメラで確認しながら見守って来たという状況です。

※葛尾村とほぼ状況は似ています。

 

ただ、住民の方との連携は出来ていない場所も多くあり、給餌 自体が野生動物を呼ぶものなので

帰還住民の心情を考えれば給餌が如何に危ういものかというのがあります。

長年の課題が 野生動物でなく猫だけに如何に給餌出来るかでした。

 

これはどこの被災地でも一緒ですが。

 

私達のポイントで浪江のあるお宅

 

イノシシ被害がすごくて大変だったので給餌の仕方を工夫しながらやってきました。

 

現在は吊り下げ式でどうにかイノシシ被害は免れていますが、

 

カメラを確認すると アライグマさんに食べられてしまっています(;'∀')

現在、猫さんが来ているか調べていて場合によってはここは終了できるポイントではあると思っています。

 

 

 

今年で震災から10年目となり、福島の被災地も状況は変化しています。

 

避難区域の編成、住民の帰還、解体作業・除染作業がスピードを加速して進んでいます。

 

そういった状況の中で、餌場を終了した場所もありますし

 

作業員さんたちの事務所周辺で増えてしまった事もありました。

 

浪江町の住民さんから相談されて保護した子が妊婦さんだったこともありました。

 

子猫を保護したと相談を受けて保護したこともありました。

 

避難区域だから殺処分されないだろうと捨てられてしまった子もいます。

 

 

だから、被災地 だから 被災猫 というくくりでは語れない状況です。

 

今、被災猫 というくくりでいう子というのは圧倒的に少なくなっていると感じます。

 

そんな状況の中で、私達は 給餌ポイントに 猫たちが食べに来ているのかも疑問に思いながら、今まで給餌を続けてきました。

 

とても悲しいのは、そのご飯が猫たちの 糧 にきちんとなっているのかが解らない事。

 

頻度高く通っても、ハクビシンやアライグマに食べられるだけでは野生動物を呼んでしまうだけ。

 

続けるのなら、ちゃんと 今いる猫たちと向き合って 給餌を したい と思いました。

 

葛尾村では それが出来ている と思っています。

 

でも 浪江は違うなー と 常々ボランティアさんとも話していたのですが

自分たちの給餌場所では無い場所の方が多くて 

給餌の方法の考え方の違いもあって

命を繋ぐために絶対に必要だと思っていた、他の方たちとの連携も 

住んでいる場所やみなさん常に仕事や忙しい合間を

給餌活動に充てている方たちがほとんどでしたので

なかなかかなわず、ボランティアさん同士が話し合いをして行えていなかったのが現状でした。

でも なんとか出来ないかと 苦しい思いで ずっと やってきました。

 

昨年 私が 富岡町に引っ越したことで 

浪江町は、病院の帰りにも寄れたりするので給餌の頻度が格段に上がりました。

 

実際、富岡町に住んでいなければこれほど密には通えないかと思います。

なので ここまでずっと 責任もって行う事も出来ないと思っていたのですが・・・

 

今は家から20分で着くので、猫を確認できたなら一週間に一度 なんかではなく行けるし

猫の状況次第で 保護も出来るだけしたい! という思いでいます。

 

常にこのような葛藤がありながら、なかなか日々のシェルターの事も忙しくて

他のボランティアさん任せにしてきてしまいました(^-^;

 

 

 

● でもやはり もっともっと通って 美味しいもの を届けたい。出来る限り保護してあげたい。

 

 

先日、仲間のボランティア同士で話し合いを行いました。

今の浪江町の状況も考慮したうえで、個々の猫の事情を鑑みながら

保護を進めて行ったらいいのでは無いかと。

 

保護する場所は、最初の隔離や他の保護場所が開くまでを 栖が請け負い

その後、里親募集をするのに他のボラさんや預かりさんに移動する手順で進めていけるのでは無いかと。

 

例えばすべて保護では無くても、震災後作業員さんたちが増やしてしまった猫たちの居ついている場所は、

必要に応じて保護は行いますが、基本TNRをまず行う。

こういう場所は数がかなりいるので、すべて保護とはいかないけど

今は増えないようにTNRを優先して見守りながら必要であれば保護する形でいいのではと意見が出ました。

 

数年後に終了できるようにもっていく形です。

 

 

今カメラでの確認をとにかく優先して行う事にして、

 

生息している子の確認

 

状況に応じての

今後の方針を仲間と話し合っているのです。

 

震災後から生き続けている子も確実にいますので、餌の確保に厳しいポイントは積極的に保護という形で行こうと思います。

 

 

私達だけではなく、他のボランティアさんたちの努力もあって 浪江町で 生き繋いで来た子たちです。

 

しかし、10年目となる今 ボランティアさんも 本当に減りました。

 

新型コロナウィルスの影響もあり、今 私の周りのボランティアさんは福島県外の方には給餌活動の自粛して下さっています。

 

他県からこの時期に来ることも住民の感情としては厳しい目があることも事実なのです。

 

そんな中、あるポイントで、

 

先月 他のボランティアさんが 辞められた という事を聞いていたのですが

 

自分たちも ずっと 通っていた場所であったし、 

猫の生息状況を確認せずに 給餌をストップすることは私達は出来なかったために

 

前回カメラを取り付けて

 

昨日、カメラの確認をしました。

 

猫がもう いないかもと思われていたポイント 両方で猫を確認しました。

 

 

とっても嬉しかったのですが、同時に別の場所でメスじゃないかと確認できる個体もいて

 

※日中に現れていないので暗視カメラで見にくいのですが、柄がさびか麦わら小柄の子です。

 

 

このままではいけないと本当に 改めて感じました。

 

取り急ぎ、これらのポイントで

確認出来ている猫がいる場所は この後 保護していきます。

 

 

 

現在は 浪江の給餌を 週に2回行っています。

 

他のボラさんが取り付けてくれた給餌BOXも無くなってしまった場所は、

頑張ってBOXを設置

 

今 DIYの得意なボラさんが自粛で来れないのでどうにか自分で取り付けましたが

たまに落とされてしまう。。。。

 

まだまだ改良が必要です。

 

カメラも 栖の連絡先を書いて設置しています。

 

 

でも、猫さんも確認できたことですし

 

出来る限り通うつもりでいます。

 

行きかえりの往復と作業で一時間半くらいの事だから

頑張ってもっと 個体確認出来ればと思っています。

 

 

たぶん  ボランティアさんとも話し合いをまだまだ重ねていますが、

この後クラウドファンディングで支援を募ることになりそうです。

 

その時にはまた皆さんにお願いさせて頂くと思います。

 

いつもお願いばかりしてすみません。

 

※この活動は、 浪江町で うちのシェルターと同じく 犬猫の保護活動をしている Aさんとも連携し

Aさんの考えに沿って ボランティアさんと話し合いながら 協力体制で行う活動となります。

将来の浪江町の猫たちの「栖」が幸せなものになれるように、私達は協力したいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

運営も厳しい状況なのにこんな決断をしてしまって、皆様にはご心配をかけると思うのです。

 

でも、 震災から10年です。

 

福島の動物たちの状況が 震災前とちっとも変っていなのでは無いか と常々感じています。

 

あれだけの事を起こした地で 同じことを繰り返しています。

 

それでは 絶対にいけないのだと思います。

 

 

NPO法人 栖 は、

福島県 相双地区から猫の殺処分をゼロに出来るようにこれからも頑張りたいです。

 

平成30年度 猫の殺処分数が福島県はワースト一位となってしまいました。

この状況をどうにかするには、とにかく 避妊去勢手術 が大事 だと思っています。

 

 

***ご支援のお願い***

栖(すみか)は、福島県富岡町で活動する
『人間と動物が共に幸せになれる社会』を目指す団体です。

福島第一原発事故に伴う被災ペットや、適正飼育されず増えてしまった行き場を失った猫、
遺棄された猫、保健所で殺処分予定の猫など、
常時約60匹程度の保護動物が過ごすシェルターを運営しています。

現在は代表ひとりとボランティアスタッフさんと県内外からのボランティアさんによって
お世話をしており、
活動は、お心を寄せていただいている全国の皆様からのご支援により支えられています。

物資・資金・マンパワーが揃わなければ成り立たない活動で、
医療費・光熱費・人件費など出来る限り節約して運営していますが、
支援金は先細り、まだ運営できるだけの事業が出来ていないので
経営状態は大変厳しい状況です。

この活動にご賛同いただけます方は、
ご支援ご協力を、よろしくお願い申し上げます。

◇支援金口座◇
<お振込み先>
郵貯銀行 
記号 18290 番号 32518381

他行からの場合
【店名】八二八(読み:ハチニハチ)
【店番】828【預金種目】普通預金
【口座番号】3251838【名義】特定非営利活動法人栖

◇アマゾンほしいものリスト  保護動物シェルター 栖 
https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1Z70H7AROC1B6?&sort=default
ご支援をお願いしたいものの リストとなっています。
参考にお願い出来ますと大変助かります!

◇支援物資の送り先
〒979-1132
福島県双葉郡富岡町下郡山真壁182-2
08069167294
代田岳美

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送り状には必ず上の電話番号を書いてください。
ヤマトはLINEのサービスでお届け日の変更を手配できます。

 

 

 

 

※毎週 木曜日から日曜日まで 猫部屋 生配信ライブをしています。

 

配信しているお部屋には、里親募集中の子も多くいます。

 

写真や言葉などでは伝わらない猫たちの様子をお伝えしていけたらと思いますので

 

是非お越しいただけると嬉しいです(=^・^=)

 

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栖のYouTubeチャンネルの登録をして頂ける事が、保護猫たちの新たな幸せにつながっていくことにもなります。

 

どうか 一人でも多くの方のご協力をお願いしたいのです。

 

ご家族さんにも是非ご紹介ください('ω')ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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