2019年もあと数時間で 終わりに近づいて来ていますが

皆様 如何 お過ごしでしょうか?

 

元団体にはテレビが無かったので、

大晦日に紅白歌合戦とかという選択肢がありませんで、

いつの間にか寝ていていつの間にか年が明けていた感じですが、

今年は、住み込みのボランティアさんと二人ですが

まったりテレビでも見ながら年が明けるまで

猫たちと過ごそうかと思っていますよ。

 

 

今年は、私にとって

人生がゴロっとひっくり返るほどの決断をした年でした。

 

ちょうど一年前

昨年の年末押し迫る時期に、

今 シェルターとして使用している家を見に来ました。

 

 

すべては ここから始まったのだと思います。

 

 

 

にゃんだーガードを閉める。

 

閉めるためには何が必要か?

 

残っている保護動物を収容する場所が必要。

 

代表が福島シェルター閉鎖を、決断する前から動いていたことは、

にゃんだーガードを存続したかった人にとって見れば、

存続することに力を注ぐのではなく閉鎖することに一生懸命になっていたのだからそれはそれでおかしい話なのかもしれません。

 

でも 動物愛護団体が 

多頭飼育崩壊するわけには行かなかった。

 

そのまま代表の思いに付いて行ったら、

さらに状況は悪化するばかりなのは明らかだったし

保護動物たちのためにも、早い段階で

コンパクトなシェルターに移すことが必要でした。

 

それほどまでに、ここ数年のご支援金に対して

不相応な規模のシェルターであったし、

大きいゆえに無駄な光熱費や人件費が

掛かりすぎると思っていました。

 

震災から月日が経つ中で風化も進み支援は減るばかり

変わらなければならないタイミングだったのだと思います。

 

でも、にゃんだーガードのシェルターは、

ボランティアさんに協力頂いたことで

沢山の動物を救えるだけの施設であったことは確かです。

 

でも、それだけの力が にゃんだーガードには

もう 無かったのが残念でなりません。

 

保護動物は順調に減らして来ていましたが、

元シェルタースタッフもシェルター長であった私も

ボランティアさんも、

 

私達がすべて去ることで解決できない。

そのあと保護動物に起こることを考えると

どうしても 去ることが出来ませんでした。

 

去れない のならどうしたら良いのだろうか。

 

という事で、

私なりに関わってきた以上責任を取りたい

と思って新たなシェルターを作ることを考えたのでした。

 

 

私が ババ をひいた と言ってくださる方がいます。

 

確かに負わなくて良い責任を負ったのだと思います。

 

代表は、合計で11匹を引き取ったのみ。

ひとりでもお世話できる範囲です。

※でも、それ以上引き取れないと言ったのは代表自身です。

 

私はその時点で

最大で70匹を引き取る覚悟をして動き出しました。

 

ボランティアさんも預かりを申し出てくださって、

最終 76匹が 栖シェルター に移動となりました。

※預かり宅にいる子もあわせての数です。

 

未だに にゃんだーガードが福島から去って 『寂しい』

と聞くことがあります。とても 気持ち的には解ります。

 

震災後すぐに出来た被災地により近い拠点は

思いを一緒にした 沢山の人たちとの交流の場所でした。

思い出話は本当にたくさん沢山あります。

 

救えた命。救えなかった命。

思い出すと胸がいっぱいになります。

救えたのは代表がいたからです。

 

でもこの数年間。私達は 本当に毎日が戦い でした。

 

お給料は支払われないのに存続したいと言い続ける代表と

保護動物たちの板挟み。

当たり前ですが、お給料が無ければお世話を続けられません。

でも、私達が離れたら世話のできる人がいない。

私達が離れないことが、かえって

代表を甘えさせていたのも事実だと思います。

 

これをずっと続けるわけには行きませんでした。

私よりもっと若いスタッフの人生も

考えてあげなければならなかった。

 

そう思った時に、自分の人生として

この 動物の保護活動は まだまだやるべきこと でした。

 

そして 決断した 

新団体の立ち上げとシェルターの開設

 

だから、 ババをひいた なんて 

私的には、ちょっと 違うかな?

と思っています。

 

そこから 頑張らなきゃならないのは 私 です。

  

だからもっともっと頑張らなきゃと思うのですが

今年は、お伝えはしていませんが、

本当に 色んなことがありまして、

予定通りに進まなかったものが多くありました。

 

だからこれ以上遅れを取らないように

 

明日年が明けたら

心新たにスピードを上げていきたいと思います!

 

新たな事業に取り組むことも、日々のシェルター作業に追われて

なかなか手付かずになってしまっています。

 

まずは、3月の震災から9年目の節目に

ある事業の旗揚げをしたいと思っていますので、

そのご報告が出来るように動いて行きます。

 

今年一年間 応援して頂いて

ご支援をしてくださった皆様

 

本当に本当に ありがとうございました<(_ _)>

 

ご支援金、物資、ボランティアさん

ご支援してくださる皆様がいてこその 栖シェルター です。

 

今後も、解りやすい お願い・報告 を継続させて頂きます。

何かご要望があればなんなりとお伝えしてください。

 

皆様のお陰で

物資もたっぷりある状況で来年を迎えることが出来ます。

お正月の間に数回、焼きカツオの日を行えるかも!

 

来年も保護動物の幸せを一番に考えて

一歩一歩一頭一頭 幸せにしてあげられるように

これからも 頑張っていきたいと思っています。

 

皆様 どうか良いお年をお迎え下さい。

 

来年もどうぞ宜しくお願いいたします!

 

特定非営利活動法人 栖  

代表 代田岳美