12月4日 (水)

福島県富岡町の

特定非営利活動法人 栖

シェルター敷地内のコンテナハウスにて

葛尾村の猫 TNR手術を行います。

 

かつらお動物見守り隊 さんと共同TNRです。

 

今月末の週末には準備を始めます。

12月2日から捕獲に入るので

12月2日~12月5日 までの

ボランティア参加を募集させてください。

※シェルターは人が多い場合は相部屋ですが

泊まることも出来ます。

富岡駅まで来ていただければ送迎も出来ます。

参加前にはボランティア保険に必ず入ってからご参加ください。

 

 

今年春に閉鎖した三春のにゃんだーガードシェルターでは

長年にわたり 原発被災地域のTNR活動を行ってきました。

 

にゃんだーガードの時に主にこの活動をしていたのは

現在 NPO法人 栖 の 代表 代田です。

 

団体が福島から撤退した今も福島の里親さん対応や

元団体が行ってきた活動のフォローや相談は

今後も NPO法人 栖 が引き継いでいきます。

 

今回 TNRをする地域は 葛尾村 です。

人口1500人に満たない阿武隈高地にある山間の村です。

東日本大震災当時 村は一部が当時警戒区域に指定された

20キロ圏内に位置していました。

のちに計画的避難区域に全村が指定されて

全村避難を余儀なくされました。

2011年から2016月の避難指示解除まで

多くの村民の方が村に住めなくなった地域です。

 

にゃんだーガードは、2012年 葛尾村のTNRを開始しました。

その後数回にわたり多くの子たちをTNRしましたが

震災からもうすぐ9年 この間に多くの子が人知れずに姿を見せなくなり一匹また一匹と命を落としていったと思われます。

 

給餌保護活動も8年にわたり行ってきました。

原発事故による避難区域。

給餌に充分通えたかと言えばウソになるかもしれません。

かつらお動物見守り隊さんと協力しながら出来る限り間を開けず

通って命を繋いできました。

 

でも、9年が経つ今も

当時TNRをした子たちが私たちの届けたご飯で生き延びているのも事実です。

※猫パラ1通称 のアメショー柄の子

いつも給餌を待っていましたとばかりに出てきてくれます。

 

給餌場所も2012年から今では随分と減り 6ヶ所となりました。

※住民さんが帰村されたところは寄ることがありますが除いています。

前団体では、この地域の保護も進めてきました。

なかなか捕まりづらい子や将来的にも安心した餌場が確保出来るところは給餌を継続。

給餌の拒否などがあった場所は保護という形で行ってきました。

現在の 栖シェルターでも 葛尾村出身の子が何匹か残っています。

 

S牧場の しのさん サビ ♀

毎日の日課はリビングの定期的な徘徊です。

 

同じく S牧場の がぶりさん キジ白 ♂

毎日の日課は 狭い穴に入ることです。

 

給餌ポイントでも20キロ圏に一番近い場所

Kさん宅 よひおくん キジ白 ♂

毎日の日課は 代表にこっそり乗っかって涎を垂らすことです。

 

同じく Kさん宅 モリスさん 白茶 ♂

毎日の日課は ウエットをひそかにごっそり食べることです。

 

夏湯保護の スリーピー 白 ♀

毎日の日課は いろんな子にちょっかいです(笑)

 

葛尾村で保護した子は

多くは必ずと言っていいほどエイズのキャリアの子でした。

保護された後も治療の甲斐なく亡くなった子も多くいました。

 

栖シェルターに移った後だと

ウルトラ警備隊の跡地で ムクさん 白 ♂ オッドアイ

ムクは2017年にボロボロの状態で保護されました。

ずっと見かけていてもう見るからに病気を発症していたのですが

シェルターに保護されて移ってからふくふくして一時はとっても調子がよさそうでした。エイズキャリアであの状態でも、1年半以上穏やかに満腹に満たされた生活をさせてあげることが出来ました。

 

この子たちの出身の村

葛尾村は、2016年6月に避難指示が解除されました。

5年もの間

人が住むことが出来なかった村ですが

現在の住民さんの帰村は300名あまり、

震災後の移住者を合わせて500名にも満たないですが

農業や産業も増えて町おこしも頑張っている

とても自然が豊かで美しい村です。

冬の豪雪はありますが、夏は涼しくとても過ごしやすい村です。

※3割の方が帰村しないとはっきり意思表示されているそうです。

 

人が徐々に戻ってきているのは、給餌をしている際にもとても感じていて、村の方との交流が毎回の活動にはつきもので

いつも何かしらお茶に呼ばれて人が戻っていなかった5年間の活動に比べたらとても暖かい気持ちになります。

 

しかし、人が戻ってき始めた当初は感じなかったのですが

この1.2年の間に、随分見かけない子が増えてきた感じがしていました。

 

私達の給餌場所にも、餌を求めて他の場所からくる子も見かけるようになり、避妊去勢手術がしてあるのかとても気になるところでした。

 

最近、餌場で子猫(成猫に近い)が見かけられてカメラを設置しました。

 

 

風越というポイントでのカメラの映像です。

 

このお宅には、飼い猫と思われているキジ白の子を残すのみとなっていましたが、数年前から黒猫をよく見るようになっていました。

それに最近は黒白ばかり見かけるので何匹いるのかちょこちょこ見るだけでは解らないのでカメラをかけることにしました。

そうしたら あちゃ~ 母親猫と思われる黒白猫とその子供

3匹が映りました。

 

ここの餌場は、たくさん置いてもすぐに無くなるので気になっていましたが、タヌキの親子と黒白猫の親子で交互に食べていることが判明。

これは早めにTNRしなくてはとんでもないことになると思ったのでした。

 

現在、他の場所3か所でもカメラを設置して下調べをしていますが

住民さんが増えてきたという事は、猫が増えてきている可能性が十分にあり、実際、今年子猫を保護した方がいらっしゃったりで

このままほおっておくことが出来ないと感じていました。

 

村の環境的に、東日本大震災前には本当に多くの子が避妊去勢されずに飼い猫とも野良猫とも言えない立場で生活をしていました。そしてほとんどの子がネズミ取りとして飼われていたのも事実です。

生まれたのが解ったら、そのまま川に流す住民さんが多くいました。

殺処分数にも載らない、人知れず淘汰される命

 

そこにあの震災。飯舘村と変わらず 葛尾村も沢山の子が人のいない村で生まれていました。

 

人が戻ったからといって

あの状態に戻すわけには行きません。

 

どうか この活動にご参加いただける方が一人でも多くいらっしゃると大変ありがたいです<(_ _)>

 

 

今日、カメラチェックと給餌に葛尾村に行ってきます!

今回もフードは かつらお動物見守り隊 さんに頂きました!

 

かつらお動物見守り隊のご支援者の皆様

かつらおの子のもとへお届けさせて頂きます<(_ _)>

 

昨日の夕方袋に詰めなおして準備

まだタイヤを交換していないので出来る限り早く帰宅しなければ!

もうすぐ零下下がる葛尾村です。

温かい寝床をお届けする時期ですが今回は無理かな・・・

TNRの際に何度も通うのでその時に届けたいと思います。

 

 

 

 

手術の際や、普段のシェルター作業に必要なもので

現在不足しているものをお伝えさせて頂きます。

 

〇タオル

〇フリース等

〇ワイドペットシーツ

〇紙袋

〇パウチカップタイプ

※タオルはフェイスタオルサイズ。古くても構いません。

フリース等はかつらおの子にも届けたいです。

紙袋はカリカリの入っている厚紙を捨てるのに使うのですが在庫が全くありません!

パウチカップタイプは捕獲をする際に温めて設置するのに簡単なのでお願いしたいです。

 

 

◇ご支援のお願い◇

現在団体の支援金は大変 枯渇状態にありますが

自費で捻出して活動している状況です。

葛尾村に通うにも交通費や冬タイヤへの履き替え

TNRの費用、手術場所の準備

必要物資の購入など経費が膨らんでしまいます。

保護動物の医療費も出来る限りのことをやってあげたいです。

どうか皆様のご協力をお願いさせて頂けないでしょうか?


口座が団体名義になりました。
【特定非営利活動法人 栖 支援金口座】
郵貯銀行 
記号 18290 番号 32518381

他行からの場合
【店名】八二八(読み:ハチニハチ)
【店番】828【預金種目】普通預金
【口座番号】3251838【名義】特定非営利活動法人栖

アマゾンほしいものリスト 保護動物シェルター 栖
ご支援をお願いしたいものの リストとなっています。
参考にお願い出来ますと助かります!

支援物資の送り先
〒979-1132
福島県双葉郡富岡町下郡山真壁182-2
08069167294
代田岳美
takemunmun1013@yahoo.co.jp
送り状には必ず上の電話番号を書いてください。
ヤマトはLINEのサービスでお届け日の変更を手配できます。

 

 

団体情報は

ホームページ は こちら

 

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