「、」も「。」文字だから・・・

●「、」も「。」文字だから・・・

こんにちは、デザイン書道家の美游です。

10/25（日）に参加した文字フリマ（もじフリマ）、おかげさまで大盛況でした（≧∇≦）

区役所が移転した後の渋谷総合庁舎は、あちこちの部屋でイベントが開催中でしたから、他のイベントに来たついでに立ち寄られた方もいらっしゃったようです。

それにしても、文字に特化したマニアックなイベントなのに・・・と出店した私自身が驚いています。

お客様が途切れないので、他のブースを見学に行くヒマがありませんでした。


お隣は、英文フォントにインスピレーションを受けてデザインしたという眼鏡のお店、TYPEさん。

確かに、ヘルベチカとかオプティマらしいフォルムのフレームで、その太さがウェイトでMidiumとかBoldのバリエーションがある。

なるほど～！　みなさん、いろいろ試着して盛り上がっていました。


もう片方のお隣は、ノートPCでデモンストレーションを行うはなごよみさん。

普通の文章をキーひとつでポン！と旧字・旧かなの文章に変換、「おお～っ！」と声が上がります。

変換ソフトを売っていらっしゃるのかと聞いたら、それはフリーソフトが出ているから、それら一通りのやり方の解説書を売っているそうで。

冊子400円（立ち読み無料）、PDF版ダウンロード無料・・・って、太っ腹。

旧字・旧かなを使った出版の需要はほとんどないし、仕事としても成り立たないけど、この文化をなくしたくないというこだわり。

そしてそこに足を止めるお客様との会話がまたマニアックで・・・


そんな中、私は何を売っていたかというと、公式サイトに告知した一筆箋が間に合わず（ゴメンナサイ！）、手持ちの在庫をいろいろと。

金雲（金運アップ！）の陶印とか、





古代文字（甲骨文）の陶アクセサリーとか、



篆書をデザインした風呂敷、扇子、手ぬぐいなど。

そして・・・

新作がひとつもないのは、リピーターさんやいつも応援してくれる友人達に申し訳ないので、試作的な物を用意しました。

「、」と「。」のしおりです。



読みかけの本に、黒々としたでっかい「、」や「。」がはさんであったら、ちょっと面白くないです？

使ったフォントは「羽衣B」で、表面は黒ケント紙（350kg）、裏面は派手派手なインクジェットマテリアル。

そして、「、」には「休」、「。」には「終」の甲骨文字を入れました。



さすが文字好きのお客様、「面白い！」とサクサク売れてしまいました。

ありがとうございます^^


この日、私が唯一買った物は、活版印刷の金属活字。



トイレに立ったついでに速攻で文字を拾って、ハンコ風に組んでもらいました。

その間、臨時で店番してくれた友人に感謝☆

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