影も作品のうち

●影も作品のうち

こんにちは、デザイン書道家の美游です。

「銀座 ベストインテリア書展」に出品しているもう一つの作品は、こちら。



「上を向いて歩こう」です。

といっても、何のことかわかりませんね。

実験的に、坂本九のあの曲の歌詞を、古代文字とアルファベットに置き換えてみたんです。

「上 wo 向 ite 歩 kou 涙 ga 溢 re 無 i youni ・・・」

漢文の教科書を思い出してください。

漢字のところどころに、返り点（レ、一、二）や送りがながついていましたよね？

あんなイメージです。


書展の作品って、読めないものが多くありませんか？

説明を聞いたり、後で調べたりして初めて、その深い意味やありがたい教えに「はぁ～」と納得したりします、私の場合は^^;

でもどうせ読めないんだったら・・・ビジュアル的に面白くて、その説明を聞いた時に「！」という意外なものがあってもいいかも？

思わずクスっと笑ったり、ニヤけたり、胸がキュンとしたり・・・そんなちょっとしたイタズラを仕込んだ作品を作りたい気分です。


さて、話を戻して、今回の作品。

写真ではわかりませんが、夜空をイメージして、ちょっと光る系の額装にしました。

（奥）和紙に古代文字　（中）透明塩ビ板に金色のアルファベット　（手前）ガラス、の３層構造。

アルファベットは宙に浮いていますから、スポットライトが当たると影ができます。



影があると立体感というか奥行きが出ますね～

想定外の効果で良い感じになりました^^

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