レトロ印刷 その1 「たかむら理髪店」
少し前に、「レトロ印刷」っていう
面白い印刷加工屋さんがあるって聞いてまして、
今回、ちょうどレトロな雰囲気のお店がオープンするので
オーナーさんにもお話してOKが出たので、初めて試してみました。
ご紹介する前に「レトロ印刷って何？」って簡単に説明しますと、
雑誌やチラシなど、通常目にする印刷は、オフセット印刷といいまして
写真や文字などを、CMYKの4色分解して、カラー表現しているものです。
それに対して、レトロ印刷は孔版印刷機を使い、
1版ずつ、印刷の色を塗り重ねていく、
昔ながらというか、版画のような印刷で、どこか懐かしい仕上りが特徴です。
レトロ印刷の主な特徴としては、
◉手作業が多い → 多色印刷の場合、色の版ずれがおこる
◉ベタ部分に色ムラが起こりやすい
◉紙質が、ざら紙や、わら紙など、風合いのある紙が多い → インクがにじむので小さい文字に不向き
◉色の定着がよくない → ぬれたり、こすれたりすると、色がにじんだり色移りしやすい
◉フルカラー印刷はムリ
などなど、オフセット印刷にはない、マイナス要素が多いのですが、
逆に、それがオフセット印刷ではできない「味」となるわけです。
と、難しいウンチクはこれくらいにして、今回出来上がった実際の印刷物はこれです。
まずは「たかむら理髪店」さんの開店告知のチラシです。
サイズはA4の半分のA5です。
ちょっとわかりずらいので地図部分をアップにします。
地図の文字がつぶれてたり、線がかすれてたりしてるのがわかりますでしょうか？
ベタ部分がかすれていますが、これは、データ自体をかすれさせていることもあるので
どこまでがレトロ印刷の味かは不明です。
次にイラスト部分です。
手書きで描いたイラストなんですが、思ったより細かい線が再現されていました。
店名ロゴマークと文字部分です。
ロゴマーク自体のレトロな雰囲気と、レトロ紙の風合いと、インクに滲み具合が
思ったような感じに仕上がりました。
ちなみに、今回使用した色は「紺」と「朱」の2色です。
実際に刷り上がるまで、どうなるかわからないのも、
レトロ印刷の楽しいところです。
続いて名刺です。
結構厚い紙で、紙自体に、ところどころ白いものが混ざってたり、
とっても雰囲気のある紙です。
今回はオプションで角丸加工をしました。
結構小さい文字も、ほどよくインクが滲んだり、かすれたりしてました。
気になるお値段ですが、ボク個人的には、印刷自体は安いと思います。
ただ、データの作り方が、とっても手間がかかるんですよね～
オフセット印刷とは全く別ものです。
1色だとまだいいんですけど、2色とか3色とか、
色の使い方が複雑なデザインになると、結構アタマも使いますし、時間かかります。
普段、イラストレーターとかを仕事で使い慣れていない人だと
きちんとした入稿データを作るのはムリだと思った方がいいかもです。
なんだか、久しぶりに印刷が楽しくなったので、
次回のリッチドーナツvol.4のフライヤーもレトロ印刷にしてみました。
今日、MOROさんのトコロに届いてるハズなので、手元に来たらまたご紹介します☆
面白い印刷加工屋さんがあるって聞いてまして、
今回、ちょうどレトロな雰囲気のお店がオープンするので
オーナーさんにもお話してOKが出たので、初めて試してみました。
ご紹介する前に「レトロ印刷って何？」って簡単に説明しますと、
雑誌やチラシなど、通常目にする印刷は、オフセット印刷といいまして
写真や文字などを、CMYKの4色分解して、カラー表現しているものです。
それに対して、レトロ印刷は孔版印刷機を使い、
1版ずつ、印刷の色を塗り重ねていく、
昔ながらというか、版画のような印刷で、どこか懐かしい仕上りが特徴です。
レトロ印刷の主な特徴としては、
◉手作業が多い → 多色印刷の場合、色の版ずれがおこる
◉ベタ部分に色ムラが起こりやすい
◉紙質が、ざら紙や、わら紙など、風合いのある紙が多い → インクがにじむので小さい文字に不向き
◉色の定着がよくない → ぬれたり、こすれたりすると、色がにじんだり色移りしやすい
◉フルカラー印刷はムリ
などなど、オフセット印刷にはない、マイナス要素が多いのですが、
逆に、それがオフセット印刷ではできない「味」となるわけです。
と、難しいウンチクはこれくらいにして、今回出来上がった実際の印刷物はこれです。
まずは「たかむら理髪店」さんの開店告知のチラシです。
サイズはA4の半分のA5です。
ちょっとわかりずらいので地図部分をアップにします。
地図の文字がつぶれてたり、線がかすれてたりしてるのがわかりますでしょうか？
ベタ部分がかすれていますが、これは、データ自体をかすれさせていることもあるので
どこまでがレトロ印刷の味かは不明です。
次にイラスト部分です。
手書きで描いたイラストなんですが、思ったより細かい線が再現されていました。
店名ロゴマークと文字部分です。
ロゴマーク自体のレトロな雰囲気と、レトロ紙の風合いと、インクに滲み具合が
思ったような感じに仕上がりました。
ちなみに、今回使用した色は「紺」と「朱」の2色です。
実際に刷り上がるまで、どうなるかわからないのも、
レトロ印刷の楽しいところです。
続いて名刺です。
結構厚い紙で、紙自体に、ところどころ白いものが混ざってたり、
とっても雰囲気のある紙です。
今回はオプションで角丸加工をしました。
結構小さい文字も、ほどよくインクが滲んだり、かすれたりしてました。
気になるお値段ですが、ボク個人的には、印刷自体は安いと思います。
ただ、データの作り方が、とっても手間がかかるんですよね～
オフセット印刷とは全く別ものです。
1色だとまだいいんですけど、2色とか3色とか、
色の使い方が複雑なデザインになると、結構アタマも使いますし、時間かかります。
普段、イラストレーターとかを仕事で使い慣れていない人だと
きちんとした入稿データを作るのはムリだと思った方がいいかもです。
なんだか、久しぶりに印刷が楽しくなったので、
次回のリッチドーナツvol.4のフライヤーもレトロ印刷にしてみました。
今日、MOROさんのトコロに届いてるハズなので、手元に来たらまたご紹介します☆