その夜 私はのぶさんが寝るのを待った
のぶさんは携帯をリビングで充電している

こっそりリビングに行くと
携帯の充電器がない

いつからここで充電しなくなったのかな?
全然気がつかなかった

部屋を見回してもない
諦めて寝室に行くと
のぶさんの枕元に置いてある

それに手を伸ばすのは難しい

今夜はやめようと思った

でも私の手は携帯を握りしめていた
そして寝室から出た

携帯はロックされていた

のぶさんが使いそうな番号を入力する

でもあかない

何度も間違うとロックがかかるので
やっぱり諦めて次回のチャンスまで待つことにした