8月ももうすぐ終わり。
いくつかの帰り路を
今日はどこを通ろうかなと、
その日の気分で選ぶのですが
最近は決まって
家までは少しだけ距離のながい路を選びます。
そこには途中にちいさな公園があって
今の時期
しげる木々には、
たくさんの蝉たちの声。
この蝉たちの鳴き声が、私は昔から好きで
太陽がめらめらと煌めく炎天下のなか
あの小さいからだで
めいいっぱい
短いそのいのちを
さけんでいる。
木々の下で
足をとめて
蝉たちの
いくつもの重なった声に耳を澄ませると
自分のからだが
その声に吸い込まれてしまいそうな感覚になります。
その響きに聴こえるものは
今を、めいいっぱい 生きている。
という
いのちのよろこび
Ꭲʰᵃⁿᵏˢ‧˚₊✧*。‧