まだ知らないどこかになにかどうしようもない気持ちに襲われるときというのが、ときどき訪れるものでそういうとき私はある一冊の本のなかの言葉を思い出すのです。 今この瞬間にも まだ私の知らない美しさ、無数の輝きが 世界のどこかに存在している その言葉を思い出すとき闇に包まれていた心のなかにきらりとまだ知らない星屑の輝きが音をたてて私を導いてくれる気がします。