高校の時の日本史の先生の言葉が忘れられません。
先生は、お寺のご住職でもありました。(時々、法要のため自習になるのがうれしかった)
「もし将来、何か決断に困ったら自分の直観に従いなさい。」とおっしゃいました。
その時、なぜそんな話になったのかは覚えていませんが、とても印象に残りました。
でもいつの間にか忘れてしまっていました。
今まで私は、世間体(人から何と見られるか)や、こうあるべきという思い込みで物事を見ていました。
何かを決めるときは、そのレンズを通して見てみる。
そうしなければ安心できず、その枠に入っていれば間違いないと思っていました。
でもこの歳になってようやく、その枠は自分で勝手に作り上げたものであり、
自分で救った枠が自分を締め付けている事に気付きました。
「もっと早くに気付けば良かった。」と今更ですが反省しています。
最近あの先生がおっしゃた言葉を思い出します。
きっと今迄も直観という形のメッセージはあったはず…
でも心を開いていなかった私は、それを受け取れていなかったのかもしれません。
直観というメッセージを受け取るには、自分と向き合い心を開くことが大切なのかもしれません。
そしてまた、自分を愛することが人を愛すること。