会は、これまで放射能問題に不安をもつ親同士の問題意識の交流、情報共有。放射線量の計測や、区や都に対して除染の要請を行なってきました。
活動をとおして、「不安を抱いているのは自分だけではなかった」「同じ思いの人がいて嬉しい」という歓迎の声もあり、みなさんと力をあわせていく中で、東白鬚公園の路傍の土の除染、除去など変化もつくりはじめています。
一方、昨年の福島第一原発の事故から1年以上が経ち、問題意識が薄くなっている雰囲気があります。
昨年に比べ放射線の空間線量が減っている場所がうまれていることは、いい変化であるものの、以前としてホットスポットは存在しています。「路傍の土」とよばれる高い放射線量を発する物質までうまれてしまいました。
食材の規制値は強化されたものの、食生活をとおして内部被曝をする可能性はないとはいえません。
福島原発事故のあと、私たちの生活環境は大きく変化しました。
問題意識は風化していったとしても、問題そのものがなくなったわけではありません。
会として、放射能問題について「学び」「知らせる」ことを今後の活動の柱にしていきます。
そして、放射能問題について誰もが言いだしやすく、相談しやすい生活環境をつくることを目指します。
その活動の第一弾として、「放射能にまけない身体づくり、食事の手当」を開催します。
講師は、「放射能に打ち勝つ食事と手当てを全国に広める会代表」で、「子どもたちを放射能から守る全国ネット」の呼びかけ人の1人でもある、吉度日央里さんです。

<吉度日央里さんプロフィール>
オーガニック系編集者。長男のアレルギーを機に主婦と生活社を退社し、玄米菜食に出会う。
尾形妃樺怜氏に師事し、大森英櫻氏、大森一慧氏、山村慎一郎氏、岡部賢二氏の講座にも学ぶ。
『マクロビオティック望診法 美人のレシピ』(山村慎一郎著・中島デコ料理 洋泉社)、『発酵道』(寺田啓佐著 河出書房新社)、『一慧の穀菜食BOOK・手当て法』(大森一慧著 宇宙法則研究会)、『月のリズムでダイエット』(岡部賢二著)などの編集を手がける。
日本に「農」のムーブメントを起こそうという「種まき大作戦」にも参加し、『半農半Xの種を播く』(塩見直紀と種まき大作戦編著 コモンズ)や『土にいのちの花咲かそ』(加藤登紀子著 サンマーク出版)などを制作。編集の仕事のかたわら、イベントの企画・進行や料理教室、トークライブなどを行っている。


興味のある方、ぜひお越し下さい。当日は保育室もつくる予定です。
「放射能にまけない身体づくり、食事の手当」
吉度日央里さんセミナー
と き:11月24日(土) 13時10分(開場)~13時30分(開始)
場 所:ユートリア・視聴覚室 (生涯学習センター)
参加費:500円(資料)
問い合わせ:090-6506-0376(伊藤)
メール:sumidamamanokai@gmail.com
※開場時間に若干の変更もあります。詳細はチラシを作成しますのでご覧ください。