9月7日は、以前飼っていた犬の命日。
何年経っても、やっぱりこの日は自分にとって忘れられない日。
今でもはっきり覚えています。
親戚の家で生まれて、その家に遊びに行ったら生後数ヶ月の貴女がいて。
一目ぼれ(笑)して、一旦家に帰ったけど、姉妹で大騒ぎして母親をうんざりさせて父親を引っ張って親戚の家にUターンしてもらってきた貴女。
車で家に戻る途中、後部座席で抱っこしていたら、小さい足がプルプル震えていたから、「大丈夫だよ(≡^∇^≡)」なんて言って頭撫でてた。
やんちゃも一杯したし、食いしん坊だったから、何度となく食べてた食べ物を奪われたりした(ノ_-。)
目の前に置かれた焼き秋刀魚を自分の食べ物だと判断してバクッと一口で食われたときは、本当に泣きそうになった。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
でも、テーブルに顎を乗っけた貴女に、クリッとした目で「まぁまぁ(´∀`)」と見られるとつい怒れなくなる(汗)
亡くなる数日間、ただただ横たわるだけだった貴女が、苦しい呼吸の中、大好きな母親の呼びかけに顔を上げてくれた。
「さようなら」と。
最期の挨拶をしているようだった。
そして、ふっ~と静かに頭を横たえた。
荒かった波が静かになって、触っても呼吸が確認取れなくて、もう亡くなったと分かったけれど、それが言えなくて、信じたくなくて、涙一杯ためて、父親を呼んだ。
異変に気づいた父親が慌てて寄ってきて、亡くなった事を確認した。
家族で立ち会って荼毘に付して、ペット霊園の個別納骨堂に移動する車の中で、もらってきたあの日足をプルプルさせてた貴女を、今は小さな箱に入れて膝に乗っけてた。
あの日が始まりなら今日がお別れの日なんだ。と思うと涙が止まらなかった。
こういう風に貴女を見送れてよかったとも思った。
成長して、子犬が産まれ、年をとり、最期を看取る。
人よりも短い寿命の中で、生きるということを精一杯教えてくれた。
今家にいる貴女の子供たちも、猫たちも、きっと貴女から縁が広がってきたと思う。
貴女を見送ったように、この子達も、きちんと見送れるように、その日まで、傍に寄り添い過ごしていきたいと思う。
ありがとう。
いつか天国で貴女に会いたい。