８月１５日は終戦記念日です。
今年で６５年。。
この６５年間、日本は戦争の恐怖から逃れることができました。
たくさんの尊い命を犠牲にして、、
でも、国外では今も戦争の恐怖におびえ、鉄の雨に逃げ惑う人々がいます。
戦争の当事者で好き好んで戦う人はいないと思う。
どっちも自分たちの平和のイメージをかなえるために戦う。
平和になりたいと思って。
これが終ったら、以前のいつもの穏やかな日々を送れると。
６５年前、祖国のために散った人々が今の世の中をみたらどう思うだろう。
確かに戦争はなくなった。
でも、どこかが壊れ始めている。
あまり周りに言わなくなりましたが、実は、祖母が広島で被爆をしています。
祖母が生きていたとき、祖母はあまり被爆したときの話をしたがりませんでしたが、でもポツポツとその当時の思い出を話していました。
家には、原爆の写真集？みたいなものをありました。
だから、幼心に戦争というものを近くに感じていました。
社会人になってから、会社の社長（戦後生まれです）が、同じ会社で働いていた広島で被爆をした人を卑下したり、差別と捕らえかねないひどい言葉を言っていました。
それを見聞きしているうちに「あ、被爆したことを言ってはいけないんだな。ここで祖母の話をだしたら、この人私のことや祖母に対してあんな暴言吐くんだろうな」と思うと、言えなくなりました。
ネットで調べると、被爆者当人、被爆２世、３世に対して、偏見を持っている人が少なからずいると書いてありました。
私は３世になるのかな？
でも、そこで何か変なことあるかと言われると全くない。
健康体だし、友達に何も言われたこともない。
祖母があまり言いたがらなかったのは、言われない差別と偏見を受けてきた経緯があったからなのかな。と思うと悲しくなりました。
こんなことがなくならないうちは、本当の意味での平和な国とはいえないかも知れない。
父方母方の祖父母が生き延び、父と母が生まれたから、私は今この世の中に生を受けているのです。
辛いこともたくさんあったかもしれないけど、戦争から生き延びてくれてありがとう。と祖父母に感謝したい。
そして、平和を夢見て、戦場に散っていった命に哀悼の祈りを捧げます。