引きこもり30年が教えてくれたこと 2


管理人かあさんデス。

昨日の続きです。
さて、彼は布教の青年に連れられどこに行ったのでしょう？

布教活動の青年なのですが、宗教の教え等ではなく向かった先は神殿の掃除等ボランティアでした。

30年引きこもっていただけあり、体力は全くありません。
何事も少しづつ少しづつです。
神殿の床磨き、そしてトイレ掃除をします。

初日は疲労困憊でしたが、慣れるにつれて、掃除の後の食事の美味しさを語りだしたようです。

「誰かのために何かをするって、なんて清々しいのだ」

30年ぶりに、自分のためではなく誰かのために彼は動いたのです。

徐々に体力もつき、彼は神殿のみならず、災害が起きると率先して青年とボランティアに向かいます。
休憩の時も休まず彼は生き生きと働きます。

宗教の勉強は殆どしていません(笑)

彼が出来ることを精一杯行う日々が続きます。

青年は彼の過去も引きこもりの日々については聞き出すこともなく、彼が生き生きと働ける仕事をセッティングし、彼とともに汗を流す～という生活を続けるのでした。

　　　　　　　　　　　明日に続きます

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