テレビの録画予約が思ったより溜まっていた。
とくにアンパンマンが溜まる、
アンパンマンは朝とかバイト前に見るものだから。

別に早起きもしないし
バイトは辞めさせられたので
あんまり見る機会がない。

仕方ないから深夜に流したりする、
深夜のアンパンマンは愉快だけど
深夜のラーメンほど絶品ではない。

アンパンマンがちゃんとアンパンマンをしてくれたところで精神が安定するという
特有の作用もさほど感じられない。


ちなみに推しキャラは
定番のドキンちゃんやロールパンナちゃん、
それ以外だとパジャマン。

それから“めいけんチーズ“
“めいけん”をお忘れなく。

最初は、チーズってバタコさんの通訳なくしてはコミュニケーションとれないし
頭身がどうも人間ぽくて可愛くねぇなと思ってたけど、毎週見てるとチーズが活躍する話も結構あったりして、
非力な犬が一生懸命頑張ってる姿がなんとも愛らしく感じるようになった。
犬というのはどんなキャラもやはり愛らしいものなのかもしれない。
某ミッ〇キーのペットも犬だし。
なんかペットにされがち。


あとチーズの「アンアーン!」と
バタコさんの「はやく〇〇マンの〇〇が食べた〜い!ですって!」
の尺の違いがすごい。

そんな喋ったか?いま?としばしば思うが、これはバタコさんの意訳ということだろう。



嫌いなキャラは
ニンニクこぞう。

ニンニク寺で和尚のもと修行してる身なのだが
とにかく話を最後まで聞かない。
忙しない。落ち着きがない、うるさい、
教養がない。バカっぽい。
あの温厚も温厚、
温厚の最上級のアンパンマンすら苦笑い。

いつものようにバイキンマンがなにか悪さしようとも、常に全力疾走で移動してるため
そもそも気付かれてなかったりする。
あのバイキンマンもきょとん。
ある意味最強キャラなのだ。

嫌い。と言いつつも
ニンニクこぞうの出る話はなんだかんだで
かなり面白いのでもしかしたら好きなのかもしれない。
でも見ると必ず3回くらいはイラっとする。


好きと嫌いは紙一重ってことなんですかね。



【1年分贈呈されて嬉しいもの第1位】

じゃがりこ

理由:たぶん一生愛せるから。




その昔、
ある人間が
宇宙だの空だのまぁなんでも良いんだけど
そういった類のものを見ては
「あーゆうの見てたらさ、なんだか自分の悩みなんてちっぽけだな〜って思えてきたんだよね!」
と意気揚々と言い放っていた。

その人間を囲む人間もまた、
うんうんと頷き、共感の意を示す。


そこで、わたしは強烈な違和を感じた。
頭の中がはてなでいっぱいだった。

え、どゆこと?
宇宙が大きいのはわかる。
宇宙に行ったことはないし、
実際に目にしたことはない、Googleアースくらいのもんだ。
でもそら、指2本で拡大に拡大に拡大を重ねても自分の住んでる家に辿り着かないくらい
宇宙からしたら大層窮屈な球体に住んでいる。

そんな球体よりも自分は小さいのだから
存在としてはかなり弱小だ。

が、しかしだ。

君の悩みと宇宙をなぜ比べられるかが分からない。
比較対象がおかしすぎる。
何かを比べるときは必ず基準が必要となる。

クラスで一番可愛い子が誰か話してる時に
女優の名前を出しても意味がない。
クラスという基準外だから、論点が違う。

君の悩みと宇宙のデカさ
共通項がない。
なのに、意味もなくいきなり大きさ勝負に打って出てあっさり負け、
晴々とした顔で帰ってきているのだ。


そして、まるでこの悩みは解決されたかのように
明日から過ごすのだろう。

全くそんなことにも気づかず意気揚々としてる姿は滑稽だ。端的にいうと馬鹿。

根本的解決は全くなされてない。
何も変わってないよ?

ネットでブランド品ばかり見ていたから
普段買うか迷っていたものがめちゃくちゃ安く感じられてすぐ買ってしまうみたいな
感覚のバグが起きてるだけ。

あまりに大きい比較対象にバグを起こしただけなので、
きっと一ヶ月先、
いや一週間後にはもう同じような悩みで頭抱えるのだ。

だから
宇宙と比べたら人間の悩みなんてどうでも良くなるんだよ
を唱えてくる人間がいたら距離をおいた方がいい。


ここまで熱く語っておいてだけど
別に目の前にそういう人がいたとしても
こんなことは言わない。

現実逃避の仕方なんて人それぞれ、
嫌なことの忘れ方なんて人それぞれ、
悩みも人それぞれ。


みんな違ってみんな良いし、
みんな違って全員クソです。
人間なんてそんなもんです。


人嫌いが出てしまっている。

人を愛せる人は素敵ですね…。