小学校入学直前、私は自分の不注意で首を傷めてしまいました。
痛くて布団で寝たまま、
起き上がれませんでした。
トイレに行きたくなり、母を呼ぶと、
お尻のところにバスタオルを敷いてくれました。
母に「このままオシッコしちゃっていいよ」
そう言われましたが、もうすぐ小学生の私。
恥ずかしさを感じていました。
とはいえ、
“首が痛くて起き上がれないし、
今は緊急事態だ。
恥ずかしがってる場合じゃない。
お母さんもしちゃっていいって言ってるし”
そう自分に言いきかせて、
思い切ってオシッコをしました。
すると、オシッコする私を見て、笑ったのです。
最初は我慢してる感じでしたが、もう我慢できないといった感じで吹き出したのです。
「ぷーっっ!あっはっはっ!!じょ~ちょろちょろ~だってー!おっかしー!!」
そう言いながら大爆笑していました。
私は非常にショックでした。
お母さんを信じたのに裏切られた気分。
「私がお母さんだったら、子供も恥ずかしいがってるだろうから、淡々と片付けるけどなぁ…」
そう思っていました。
これは、今、考えると親子に信頼関係がなかったからこうなったのかなぁと思います。
お母さんが笑っても
子供が「もー!笑わないでよー!私だって恥ずかしいんだよー!でも私も笑っちゃう!あはは!」なんて一緒に笑うパターンもあるなぁと考えます。
次回、その②を書きます。