昨日の続きになります。

毒親だと気づかなかった理由の1つに
“ひもじい思いをしなかった”
事があげられます。


私の住んでいるところは、
家の周りが田んぼや畑が広がるような田舎で、
みんな兼業農家でした。


我が家も田んぼと畑を持っており、
お米や野菜(母が一人で頑張って作っていた)を作っていたので、
貧乏ではありましたが、
食べる物はありました。


母の作る料理は美味しいとは言えませんでしたが、空腹で困るということもありませんでした。

我が道をいく母の料理についてはいずれ書いてみたいと思っています。

家には柿の木があり、
毎年、たくさんの実をつけていたので、
食べ放題でした。
うちだけではなく、周りの家にも必ず柿の木がありました。

なので、高校生になって、
スーパーでレジのアルバイトをしたときに、
柿が売っていることにものすごく驚きました。





フルーツコーナーに置かれていて、それにも驚きました。

「柿って
   フルーツだったの?!」

私の感覚では、
たまたまに庭にできるから食べるけど、
わざわざお金を出して食べるものではなかったし、
フルーツというよりも、木の実?!的な感じに思っていました。

今では、私もスーパーで柿を買って食べますが、あの時の衝撃はなかなかでした。