皆さま、こんばんは。


人生攻略アドバイザー 藤原 澄龍です。



今回の投稿は、前回の投稿 の続きとして、


実の母親とのワーク・2016年初場所(その④を、


綴ってみたいと思います。



前回の投稿 において、母から、


「・・・あなた、息子の事が、可哀相だと思わないの?!?!」


と言われた所まで、綴りました。


このテーマも、中々の難問なんですが、今となっては理論も確立しているので、僕は全く動揺はしませんでした。



「僕は、可哀相だなんて、今は思わないよ。」


「それはあまりにも、身勝手なんじゃないの?!」


「それも、違うと思うよ。」


「何が、違うと言うのよ!!!」


「息子はね、僕と紗栄子(前妻・仮名)が離婚する事が分かった上で、僕達を両親として選んで産まれてきたんだよ。」


「・・・」


「そして、シングルマザーの元で育つ環境となる事を、自分で選択して、この世にやってきたんだよ。」


「それは、あなたから聞いたことがあるし、あなたが貸してくれた本でも読んだけど・・・」


「読んだけど???」


「にわかには、納得できないわ。」


「僕は、その概念を信じてるよ。そして今、その概念を元に、仕事としても成り立っている。」


「・・・」


「何を信じるも信じないも、母ちゃん次第だよ。」


「・・・」


「お父さんと離れ離れになって、悲しい想いをさせた息子を、全く胸が痛まないの?!」


「いやね、僕もさ、少しは胸が痛む想いがしたよ。でもね、それは息子が選んだ環境なんだ。僕の意志一つではどうにもならない事なんだよ。」


「・・・」


「むしろ、そんな境遇を選択して、現実世界にやってきた息子に、僕は敬意を表するね。」


「私には、そうは思えないわ!現にあの子は、悲しがっているんじゃないの?!?!」


「それはどうかなぁ?本当に今悲しがっているのかどうか、見てもいないし分からないよ。」


「悲しがっているに、決まってるじゃない!!!」


「だから、それは、わからないって。」


「・・・」


「そして、一時的には悲しい想いをしたとしても、その後は分からないよ。」


「お父さんがいない家庭に育って、みじめな想いをさせるのはあなたよ?!」



「みじめな想い?本当にそうだとは限らないよ?」


「それは、あなたの理屈でしょ!!!」


“みじめな想いをする”って、本当にみんな、そう思うと、思ってるの?!」


「当たり前じゃないのよ!!!」


「いいや違うね。それは、当たり前じゃないと思うよ。」


「何が違うのよ!!!」


「両親が離婚した子供は、全員がみじめな想いをして育ったという訳では、ないみたいだよ。」


「・・・」


「実際、そのような境遇で育った人で、全員が『自分はみじめな境遇に育った。』と嘆き続けたという訳では、ないらしいよ。」


「・・・」


「また、聞いた話によると、アメリカでの統計では、不仲な両親の元で育つ子と、離婚した親の元で育つ子では、離婚した親の元で育った子の方が、素直に育つという統計もあるらしいよ。」


以前の僕の投稿 にコメントをくれた、Mami さんのコメントが、ここで大いに役立ちました!!!ありがとうございます!!!)


「・・・」


「こういう情報も、あるくらいだからさ。」


「・・・」


「親が離婚したら、子供が必ず、可哀相な事になるって!?それは母ちゃんの理屈だよ!!!」


「・・・」


「・・・こういう事だから、僕は、可哀相とは、思っていないんだ。」


「・・・」


「息子の事について、僕は、陰ながら、応援していこうとは、思ってるけどね。」


「・・・・・・・・」


「・・・・・・・・」



ここで話が終わるか・・・と思いきや、


まだ母は粘って、何か物を言わんとしてきた。


「一体、どうして、こんな事が起きたのかしら。」



僕はここで、ちょっと息切れしながらも、


ここはラストスパートだと思い、力を振り絞る事にした。



「それはね、僕も、息子も、紗栄子も、みんな、魂の成長を遂げるために、起こるべくして起こしたシナリオだからだよ。」


「・・・」


「そして、僕と紗栄子は、このタイミングで、離れる必要があったという事だよ。」


「・・・」


「さらに言えば、お互いに合わないもの同士って、一緒に居ると、凄く居心地が悪いものなんだよ。」


「・・・」


“類は友を呼ぶ”という言葉があるように、似た者同士や、同じ性質の人同士は、引き付け合うという法則があるわけだけれど、」


「・・・」


「僕と紗栄子は、もう全然馴染んでもいなくて、離れていく作用が強かったとも言えるわけさ。」


「・・・」


「人間、出逢いもあれば、別れもあるわけで。」


「・・・」


「そして、紗栄子とは、もう一緒にいられる関係じゃあ、なくなったという事だよ。」


「・・・」


「それの証拠に、僕と紗栄子の離婚は、きっちり成立したわけで。」


「・・・」


「宇宙は、あってはいけない事は、起こさないからね。」


「・・・」


「そして、今の妻と、結婚する事になった。」


「・・・」


「ちなみに、母ちゃん、話は戻るけど、」


「なによ。」


「母ちゃんは、この僕の離婚から、“自分の考えを押し付けず、人を恨まない”という事を学ぶのが、絶賛進行中の、課題だと思うぜぇ???」


「・・・!!!」


「そうやって、人を許せないとか、恨んだりしているから、身体の具合も悪くなったりするんだぜぇ?!」


「・・・」


「自分の投げかけたものが、自分に返ってくるからねぇ・・・。」


「・・・」


「まぁ、信じるも信じないのも、母ちゃん次第だけどね・・・。」


「・・・・・・・・」


「・・・・・・・・」


「・・・・・・・・」


「・・・・・・・・」



・・・15秒程の沈黙の後、母はゆっくりと口を開いた。



「・・・あなた、そろそろお腹空いたんじゃないの?」(少々小声で)


「・・・そうだね、そろそろ、食べたいかな。」



母の方から話題を変えたので、


この課題が終焉を迎えたのを感じました。


こうして僕は、遂にやり遂げました。


母を攻撃し過ぎず、折り合うことができました。



完全には、理解し合うことができなくとも、


それぞれの価値観を押し付けずに、


それぞれの見解を、尊重するという位置に立ち、


相手がどのような感情になろうとも恐れず、


自分の意見を堂々と伝える事、


もし意見に反対されても、それは相手の価値観によるものと認識して、


何を言っても無駄、という位置でも、構わないのです。



しっかり境界線を張り、


母は母の世界で生きており、


僕は僕の世界で生きる。



ようやく、ここに来て、これが確立できた気がします。



これからきっと、僕と母の関係性は、


更に良化していく事でしょう。



最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。



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