スーパーラグビーパシフィック

準々決勝・第4試合

ブランビーズ vs. ハリケーンズ

 

80分を過ぎて

ハリケーンズが猛攻!!

トライなら逆転勝利・・・

 

最後、ハリケーンズ7番

アーディ・サヴェア選手が

インゴールに飛び込みましたが

TMOの末、ノートライ

ブランビーズが逃げ切りました。

 

※TMO

=テレビジョンマッチオフィシャル

ビデオ映像による判定

 

映像を見ると・・・

ブランビーズの20番

ルーク・ライマー選手の左手が

ボールの下に入っていて

ノートライか???

 

レフリーのニック・ベリーさんと

TMOのブレット・クローナンさんの

やりとりを聞いてみると

 

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オンフィールド・ディシジョン

(レフリーの当初判定)はノートライ

TMOに対して

グラウンディングの有無

(ボールを置いているか)を

確認するよう要請

TMO・クローナンさん

「We need conclusive evidence.
決定的な証拠が必要です」

「私が利用できるカメラアングルでは

明確な(トライだという)根拠がない。

つまり、

オンフィールドディシジョンを支持し

ヘルドアップ(=ノートライ)

それで、試合終了」

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というやり取りでした。

 

つまり、

ライマー選手が左手で

トライセーブしたのを

認めたということではなく、

 

「当初の判定(ノートライ)を覆す

『決定的な』証拠がない・・・」

ということ。

 

あのリーグワン準決勝

スピアーズ vs. サンゴリアスでの

試合終了間際のTMO

久保修平さんと同じ解釈でした。

 

 

ちなみに・・・

 

左手を入れて

トライを防いだように見えた

ルーク・ライマー選手の

試合後インタビューですが、

 

まず最初の質問はもちろん

「どちらの手でしたか?」

 

それに対して、ライマー選手

「左!左!強い方」

 

なんと、左利きだった???

 

 

一方、

ノートライの判定だった

アーディー・サヴェア選手は、

敗者ハリケーンズの

キャプテンとして

インタビューに答えました。

 

「とても残念です。思い通りにならないこともあれば、うまくいくこともありますが、チームメイトを非常に誇りに思います。全てを出し切ることができました。それはブランビーズのお陰です」
「最後のプレーでは、確実に得点できたと思っていますが、ここで、不平を言ったり不機嫌になったりはしません。怪我もなく、子どもたちや家族の元に戻って時間を過ごすことができると、前向きに考えたいです。チームのパフォーマンスとハリケーンズの全てを愛しています」

 

涙も浮かべながら話す姿は

感動的でした。

 

試合後のインタビューは

WOWOWオンデマンド

英語音声版で視聴できます