今日は、千葉ポートアリーナへ

ウィルチェア(車いす)ラグビーの
大会を観戦してきました。

「2015ジャパンパラ
ウィルチェアラグビー競技大会」

ウィルチェアラグビー

「ウィルチェアラグビー」は
パラリンピックの正式競技です。

バスケットボールコートで
バレーボールを元にした
楕円ではなく丸いボールを使い、
4人対4人、8分4ピリオド。

ショットクロックなどもあり
どちらかというと
バスケットボールに近いルールで、
ボールを持ったまま
ゴールラインを超えれば1点です。

今大会、
ここまで全勝の日本【白】は
決勝でイギリス【紺】と対戦しました。

ウィルチェアラグビー

ウィルチェアラグビー

写真は得点を決めた
#7/池崎大輔選手
(北海道BigDippers/3.0)

「ウィルチェアラグビー」の
一番の特徴は

車いすごとタックルOK!!

試合中には
大きな金属音が響き渡り、
タックルによる転倒や
車いすの修理も行われるほど。

これが「ラグビー」そのもので
迫力満点です!!

ウィルチェアラグビー

ウィルチェアラグビー

ウィルチェアラグビー

一方で、
障がいの程度によって
各選手に持ち点が設定され、
(最少0.5点~最大3.5点
障がいが軽いほど点数が大きい)

コート上の4人の合計点数が
8点以内と決められているため
障がいの重い選手にも
出場機会が生まれます。

障がいの程度の軽い選手が
主に攻撃を担当。
攻撃型の車いすには
小回りが効くよう凹凸がなく
丸みを帯びた形状なのに対し、

障がいの程度が重い選手は、
主に守備を担当。
守備型の車いすには
相手の動きをブロックするための
バンパーがついています。

ウィルチェアラグビー

上の場面
日本の#15/岸光太郎選手(AXE)は
最も障がいが重い「0.5クラス」。
バンパーのついた
守備型の車いすを操ります。

対するイギリスの
#4/WALKER選手(2.0)が
使っているのが攻撃型です。

バスケットのスクリーンのように
相手選手の動きを封じて、
後ろでボールを持つ
攻撃型プレーヤー#11仲里進選手
(Okinawa Hurricanes/2.5)の
プレーを助けています。

この際、どんなに接触しても
ラグビーのルールにある
オブストラクションの反則無し!!

そのため
ボールを持った選手の得点シーンや
激しいタックルだけではなく、
ボールを持っていない選手の
体を張った献身的なプレーも
まさに「ラグビー」です。

今大会は、
日本、イギリス、
ニュージーランド、デンマーク
4カ国が出場して行われ、

日本が全勝で優勝しました!!

【決勝戦】
日本○57-43●イギリス

日本優勝

【日本代表チーム】敬称略

1.若山英史(横濱義塾/1.0)
4.羽賀理之(AXE/2.0)
7.池崎大輔(北海道BigDippers/3.0)
9.今井友明(RIZE/1.0)
10.佐藤佳人(BLAST/2.0)
11.仲里進(Okinawa Hurricanes/2.5)
13.島川慎一(BLITZ/3.0)
14.庄子健(RIZE/2.0)※
15.岸光太郎(AXE/0.5)
20.山口貴久(横濱義塾/1.0)
21.池透暢(Freedom/3.0)※
22.乗松聖矢(Okinawa Hurricanes/1.5)

荻野晃一ヘッドコーチ

※印の2人キャプテン制


何しろ今大会は
NZ代表「オールブラックス」に
日本代表が2度も勝利!!

15人制ラグビーだと
世界的ニュースです(笑)

ウィルチェアラグビーの世界は、

ロンドンパラリンピック
【金】オーストラリア
【銀】カナダ
【銅】アメリカ

この「3強」が君臨。

これに対し日本は、
アテネ8位、北京7位から
躍進したものの
3位決定戦で敗れて4位で、
現在も世界ランキング4位です。

リオでメダル→東京で金!!

そんなストーリーになれば
最高ですね!!

ウィルチェアラグビー

報道陣も多数訪れていて
注目度の高さもうかがえました。