昨日閉幕した
世界卓球2015蘇州大会

素晴らしい試合がたくさんあって
「ベスト」を挙げることは
とても難しかったのですが・・・

個人的ゲストゲームは、

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■男子ダブルス準々決勝

森薗政崇 / 大島祐哉
●3-4○
許昕 / 張継科 (中国)


森薗・大島組
※写真は日本代表合宿にて

初出場の大学生コンビ
森薗政崇選手(明治大・左)と
大島祐哉選手(早稲田大・右)

3位決定戦がないため
勝てばメダル確定という準々決勝は、

世界ランキング2位
許昕(シュ・シン)選手と、
世界ランキング3位で
男子シングルス2連覇中だった
ロンドン五輪金メダリストの
張継科(ジャン・ジケ)選手のペア。

まさに世界最高峰の
実力と実績を持つ中国ペアに対し

ゲームカウント3-3で
最終第7ゲームまでもつれこみ

10-8と2度のマッチポイント!!

しかし・・・

11-9
8-11
7-11
11-9
12-10
9-11
10-12

さすが世界最強の中国ペア
そこから4連続ポイントで逆転し
そのまま勝ち進み、金メダルを獲得。

あと1点
それを獲れるか獲れないか
そこがトップ選手なんだと
改めて思い知らされましたが・・・

森薗・大島組は
大金星は逃したものの、
今大会全種目を通して
金メダリストから
中国勢以外で唯一3ゲームを奪い、
マッチポイントも握りました!!

素晴らしい大健闘に拍手!!

次は、あと1点
しっかり獲って、勝ちますように!!

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今大会ベストの1球・・・


■女子ダブルス決勝

劉詩雯 / 朱雨玲(中国)
○4-3●
丁寧 / 李暁霞(中国)


女子シングルス決勝で
試合中に左足首を痛めながらも
金メダルを獲得した
丁寧(ディン・ニン)選手。

このダブルス決勝でも
試合が進むにつれて、
左足の動きが悪くなっていき、
それを李暁霞(リ・シャオシア)選手が
懸命に支えるという展開。

それだけでも
ウルっとくる試合でしたが、

ゲームカウント3-3で迎えた
最終第7ゲーム
6-7とリードされた丁寧/李暁霞組

丁寧選手が
フォアハンドを振り抜いたあと
床に倒れ込んでしまいます。

李暁霞選手の打球をはさんで
またやってきたボールに対し

立ち上がれない丁寧選手は、
なんと倒れたまま
渾身のフォアハンドドライブ!!

これが決まりました!!

僕は控室で
解説の塩野真人選手と一緒に
モニターで見ていましたが、

その場にいた全員が
大きな拍手で
スタンディングオベーション。

鳥肌が立ちました・・・

結局
劉詩雯(リウ・シウェン)選手が
初めての世界選手権個人種目での
金メダルを獲得しましたが、

プレーとして印象に残ったのは
丁寧選手の、あの1球でした。

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馬龍(中国)/ティモ・ボル(ドイツ)
史上最強の国際ペアと、
金メダルを獲得することになる
許昕 / 張継科(中国)の
豪華絢爛すぎる2回戦の戦い

エース水谷隼選手の
7-10マッチポイントを
握られてからの大逆転や、

松平健太/丹羽孝希組の
男子ダブルス銅メダル獲得。

中学3年生・伊藤美誠(みま)選手が
前世界女王・李暁霞選手との
互角に渡り合った準々決勝。

そして何より
ミックスダブルス
吉村真晴/石川佳純組の銀メダル。

嗚呼、

書き切れません(笑)