世界卓球2015蘇州大会 最終日

J SPORTSで
男子シングルス準決勝、決勝を
実況させていただきました。

世界卓球 塩野選手

解説は、
2013年ジャパンオープン荻村杯と
チェコオープンで男子シングルス優勝。
2014年世界卓球東京大会団体戦で
銅メダルを獲得しました、
現在は東京アートで活躍中の
塩野真人選手にお越し頂きました。

ありがとうございます。

■男子シングルス準決勝
【第1試合】
馬龍(中国) 4-1 樊振東(中国)


第1試合は、
世界ランキング1位の馬龍(マ・ロン)選手が
次期中国のエースと期待される
18歳・世界ランキング4位の
樊振東(ファン・ジェンドン)選手に完勝!!

第1ゲームの立ち上がり
9連続ポイントで11-1と奪って
一気に試合を決めました。

2009年横浜、2011年ロッテルダム
2013年パリと3大会連続で
準決勝敗退=銅メダルだった馬龍選手。

ついにその壁を破って決勝進出です。


【第2試合】
方博(中国) 4-1 張継科(中国)


50年ぶりとなる
世界卓球男子シングルス3連覇を目指した
張継科(ジャン・ジケ)選手でしたが、
大会中に右肩を痛めたことも影響したか、
中国・超級リーグの後輩
方博(ファン・ボウ)選手が大金星!!

方博選手は、
4回戦の許昕(シュ・シン)選手に続いて
中国BIG3のうち2人を撃破しました。

実は、今回解説の塩野選手は、
3月に行われたドイツオープンで
この方博選手に
ゲームカウント4-1で勝っているんです。

敗れた方博選手は
その試合後、コーチにずっと
厳しい指導を受けていたそうで、
塩野選手が方博選手に火を付けた???

そして、
世界選手権ファイナリストに完勝した
塩野選手って、どんだけ強い!!

・・・と、一部Twitterで話題に(笑)

■男子シングルス決勝
馬龍 4-2 方博


いったんは第5ゲーム
チャンピオンシップポイントを
握った馬龍選手でしたが、
逆に方博選手が逆転でゲームを奪い、
指先まで掴んでいた金メダルは
その手からいったんすりぬけました。

世界ナンバーワン選手が挑んでも
金メダルというものは
これほどまでに遠いのか???

しかし、
続く第6ゲームも大熱戦の末

ついに、馬龍選手が
悲願のシングルス金メダルを獲得!

対する方博選手も、
卓球人生最大のチャンスに
持てる力と気持ちを全て出し切って、

現代卓球の最高峰を見た試合でした。


ただ、
優勝決定後の馬龍選手

卓球台の上にジャンプして乗って
喜びを表現するパフォーマンス。

これは、いけません・・・

塩野選手のコメント
「素晴らしい試合のあと、もちろん感極まってしまったのはわかるのですが、卓球台に乗るという行為は良くない、許してはいけない行為だと言い切っていいと思います。ラケットを踏むという行為と似ていると思います」

よいこはまねをしないでね!

とはいえ
世界卓球2015蘇州大会の
掉尾を飾るに相応しい
素晴らしい試合が相次いだ最終日でした。

J SPORTSの中継を
ご覧頂いたみなさま
本当にありがとうございました。