宇宙の法則を信頼したらW不倫が始まり彼女と再婚した男の回想録

宇宙の法則を信頼したらW不倫が始まり彼女と再婚した男の回想録

このブログでは、2014年春に出逢った一人の女性との間で、
W不倫が始まり再婚するまでの、僕の人生を綴った回想録です。

婚外恋愛についても触れていますので、不快に思われる方は、ご遠慮下さいませ。

このブログでは、2014年春に出逢った一人の女性との間で、W不倫が始まり再婚するまでの、僕の人生を綴った回想録です。



注意婚外恋愛についても触れていますので、不快に思われる方は、ご遠慮下さいませ。



最終話を投稿済みで、現在はエピローグを、不定期にて投稿しております。



僕がカウンセラーとして活動している、以下のブログをご覧頂けますと、幸いに存じます。



人生の問題解決 戦略会議室
http://ameblo.jp/sumi-soulmate-love/


第1話は、こちらからお読み頂けます。


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【2015年9月下旬の事】
(『【エピローグ:第017話】[新婚旅行ハワイ編その②]ロイヤル・ハワイアン・センター の続き)



翌朝、僕は、自然と目を覚ました。


そして、窓から入る陽射しに目を細めながら、僕はベッドから起き上がった。


窓から見える景色は、鮮やかな海の青が映えていて、とても綺麗だった。



みおちゃんは、しばらく前に起きていた様子で、何やら身支度を始めていた。



なんだか、今日は結婚式だというのが、僕の中では、まだ不思議で仕方なかった。


前日の夜に抱いた感覚が、翌朝にも引き継がれていた。



みおちゃんが、僕が起きたことに気がつくと、声をかけてきた。


「おはよう~♪」


さすが、本日の花嫁さんは、上機嫌だった。



この日のスケジュールの最初は、まずは、花嫁さんのメイクを担当する美容師さんが、部屋にやってくる予定だった。


メイクやら衣装の着付けやら、美容関連を引き受けてくれる方らしい。


また、僕のことも、ちょっとは見てくれるようだった。



やがて、美容師さんが部屋にやって来て、挨拶もそこそこに、みおちゃんの準備が始まった。


僕はと言うと、しばらく出番がなく、ボーっとしながら、みおちゃんの準備を眺めていた。



そして、しばらくすると、僕達の撮影担当のカメラマンであるルイさんが、部屋にやってきた。


名前は“ルイさん”と言いつつ、日本人の男性だった。



ルイさんも、挨拶もそこそこに、挙式で使用する衣装やアクセサリーを引き渡すと、慣れた手つきで扱いつつ、ごっついカメラでバシャパシャと撮影を始めた。






ハンガーに立てかけてある衣装を撮影したり・・・・







近づいてアップで撮影したり・・・




 

綺麗にアクセサリーを並べて撮影したり・・・






指輪を重ねて撮影したりしていた。



僕は、その光景を眺めながら、

『おぉ・・・さすが、慣れているなぁ・・・。』


とか、


『動きに無駄もないし、迷いもないなぁ・・・。』


などと、感心していた。



そんな風に、油断して、ルイさんの事を、ボーっと眺めていたら、


「じゃ、澄龍さん、撮影、はじめましょっかっ!」


と、ルイさんから、張り切った声をかけられ、そこからは、僕の怒涛の撮影が始まった。



ワイシャツを着て、前のボタンを締めた後は、言われるがままのポーズを取っては、静止して撮影、の繰り返しだった。




本格的に写真なんて撮られ慣れていないので、少し照れ臭い想いをしながらも、完全にルイさんのペースに巻き込まれ、必死にポーズを取りながらも、心が緩まないよう、気を引き締めて撮られるよう心掛けた。





『ここで撮った写真は、いつかどこかで、活用するのだろうなぁ・・・。』


そんな想いを浮かべながら、気分はモデルか俳優か。


僕はもう、なんだか良く分からないが、なりきる事に専念した。



「はーい、澄龍さん、オッケーです。ありがとうございましたぁ~。」



そのように、ルイさんの声がかかると、美容師さんとルイさんは、みおちゃんに取り掛かることになるようだった。


なので、僕は解放され、ベッドでくつろぐことが許された。



遠目にちらりと見えた、みおちゃんの顔は、みおちゃんでないような、初めて見る人の顔になっていた。


『お化粧をした花嫁さんに対して、「誰?!」などと言うのは、甚だデリカシーの無いことだろう・・・。』


僕は、そんな事を考えながら、ベッドで眠気と戦っているうちに、みおちゃんの準備が終わったらしく、再び怒涛の写真撮影が開始された。


(つづく)