宇宙の法則を信頼したらW不倫が始まり彼女と再婚した男の回想録 -2ページ目

宇宙の法則を信頼したらW不倫が始まり彼女と再婚した男の回想録

このブログでは、2014年春に出逢った一人の女性との間で、
W不倫が始まり再婚するまでの、僕の人生を綴った回想録です。

婚外恋愛についても触れていますので、不快に思われる方は、ご遠慮下さいませ。

【2015年9月下旬の事】
(『【エピローグ:第016話】[新婚旅行ハワイ編その①]出発・飛行機内・ホテル到着 の続き)



夕方になって、僕はふと目が覚めた。


『あぁ・・・僕は確か、ハワイに来ていたんだっけ・・・。』


慣れないベッドの感触を感じながら、すぐには意識がはっきりしなかったけれど、少しずつ、海外・ハワイに来ている実感が湧いてきた。


僕が身体を動かすと、みおちゃんも目が覚めたようだ。


「ハワイに来ちゃったねー♪」


みおちゃんは、寝起きでも、上機嫌だった。



僕達は、お腹も空いたので、身支度を整えると、夜の街に繰り出すことにした。


ホテルは、海岸沿いの大通りに面していたので、道に迷うことは無さそうだった。


僕は、ハワイには初めて来たので、その点では安心感があった。



大通りの両脇には、飲食店・雑貨屋・お土産屋さんがズラリと並んでいるのが見えた。



大通りを歩いていると、日本人を見かける割合は、全体のうちの、3割程度だろうか。


その中でも、男女比は、1:2といったところかな、と思った。



僕達は、フラフラと歩き、途中のお店で道草を食いながらも、何となく当たりをつけていた場所に辿り着いた。


そこは、ロイヤル・ハワイアン・センターという所の中にある、フードコートだった。


というのは、僕達は、低予算で強引にハワイにやってきた為、なるべく現地でかかる費用は抑える必要があった。


そのため、レストランなどには行かず、こういった安価で食事ができる場所を狙ったのだ。



その狙いは、良かったと思う。


費用は半額以下で、食事が出来たのではないかと思う。


そして、そこで、学んだことがあった。


それは、現地の人にとっての標準サイズが、日本人にとってのビッグサイズだ、ということだ。





僕は、ちょっと欲張って、ビーフとチキンのステーキのコンボ的なものを注文した。


すると、超ガッツリ山盛りな感じのライスとサラダの上に、ずっしりとビッグな肉が搭載された皿がやってきてしまった。


・・・おかげで、僕は、次の日のお昼まで、何も食べずに済むくらいの量を、一度に食べることになった。


この時、僕はもう、ビッグサイズを注文するまいと、心の中で決めた。




翌日のお昼過ぎにも、僕達は、また同じフードコートにやってきた。


みおちゃんは、無添加のハンバーガーが気に入ったらしく、ご満悦の様子だった。





フードコートは、色々なお店があるおかげで、まだ暫くは飽きなさそうだった。



この日は丸一日、買い物をしたり、お土産を見たりなどして、ゆっくりと過ごすことができた。


そして、いよいよ明日は、挙式を迎えることになっていた。



終始、上機嫌のみおちゃんの、マシンガンのような話が途切れると、僕達は寝ることにした。



・・・まだ慣れないベッドに横になりながら、僕は、明日の挙式のことを想像した。


なんだか、ちょっぴり不思議な、嬉しいような、こそばゆいような、複雑な、そんな気分だった。


生涯で、2回も結婚式を挙げることになるとは、僕の人生、なんだか面白いというか、変わっているというか、不思議な方向に進んでいるなぁ、と思った。



こうやって、ハワイにやってきたのも、みおちゃんの現実化の強力さによるものだろう。


しかし、こうやって、現実化の強い女性を傍にいるのが僕という事は、僕にもまた、それを加担する要素があるのかなぁ?などと、想いを巡らせた。



そうこうしているうちに、飛行機疲れがまだ残っていたのか、いつの間にやら眠ってしまっていた。



(つづく)