好きと嫌いは反対なのか?

という議論をしたので、私見の備忘録。

私はあくまでも 好き と 嫌い は 反対ではない という意見です。
最大の理由は、好き と 嫌い が排反事象じゃないと思うからです。

そもそも、この議論に乗り気でなかったと言うことも併せて記しておきます。
議論というのは、認識に共通と差異が無いと成り立たないものだと私は思っています。

つまり、感情と言う、主観的かつ、比較困難であるものに関して
議論の土台である、共通認識をどこまで持ちえるのか という段階で
すでに疑問を感じてしまうからです。

とまぁ、それはさておき本題へ。

好き とは何か?
嫌い とは何か?

文章で書き表せるほど単純な感情じゃないですよね。
それが排反事象であると私は考えられません。

好き かつ 嫌い な状態も有りうると思います。

しかし
好き かつ 無関心
嫌い かつ 無関心
はありえない。

なので
好き の反対は無関心
嫌い の反対は無関心
だと思うのです。

感情は複雑すぎて
単射じゃないと思うんです。

関心がある 集合の中に
好き や 嫌い などの様々な感情があって。

その反対にあるのは
無関心グループの 何か。

でも、もしかしたら反対の写像は確実にその集合にあるのに
その集合には感情を持ち得ないので
空集合かもしれないですね。

やっぱり
好き の反対は無関心
嫌い の反対は無関心
だと思います。

熱い

冷たい
は温度の中の度合いでしかなく。
反対ではないのではないかもしれないです・
そこも似た感じですが。