小学生の頃に伯父がくれた、
一冊の本がきっかけで戦車が好きになった。
近くに本物は無いので、最初は漫画や本の中の戦車に夢中になるが、
しだいに立体造形が欲しくなり、プラモデルの戦車を組み立てるのに熱中した。
田宮の1/35ミリタリーミニチュア・シリーズの戦車がお気に入りだった。
1/35なのだから、部品の一つを35個そろえて、
溶かして型に入れたら本物と同じに大きさになる…とか想像したものだ。
よりリアルな模型にする為に、塗装をしてジオラマを作ったりしていた。
近所のオモチャ屋さんのコンテストで優勝してトロフィーをもらった事がある。
小さな箱庭の中の1/35の世界が当時の私の世界だった。
中学の頃は既にギターやロックに夢中だったので、模型を作らなくなった。
しかし、3年前近所のオモチャ屋さんの棚に戦車のプラモデルを見つけて、
子供時代となんら変わっていないのにオドロキと嬉しさを感じて、購入してみた。
ニッパーやヤスリ、塗料なども、しこたま仕入れて正月に組み立ててみた。

有名なドイツのタイガー戦車である。
当時から大好きだった戦車だ。
ナチスでイメージの良くないドイツの戦車だが、
この戦車のデザインには今でも魅力を感じる。
去年は地域の自衛隊の観閲式で、遂に本物の、動き発砲する戦車を間近で見た。
デモンストレーションは迫力満点だった。
展示してある戦車に子供達が群がっている中、
ただ一人、大人が混じっていたのが私だ。
恥ずかしかったが、触れてみて大きさとか、質感を是非、知っておきたかったのだ。
戦車は、いわゆる働く車系の労働車両と同じニオイがした。
ディーゼル臭のせいだろうか、戦車はガテン系だった。
当り前だけど、模型の虎戦車とは完全に違う。
本物に比べ、1/35は、つくづく平和だ。
そして先日、ふと訪れた模型屋さんで戦車模型をみて驚いた。

田宮の1/35スケールは1/48にスケールダウンしていた。
つまり小さくなったのだ。
箱を開けてみると、1/35よりも密度感のある部品が詰まっていた。
やけに重いと思ったら、シャーシは亜鉛ダイキャストで出来ている。
完全に大人向けな感じがした。
今の子供はプラモデルの戦車なんて作らないのだろう。
とにかく、この3年間で模型戦車の世界はドラスティックに変化していた。
1/48は買わなかった。
やはり、1/35のタイガーが私にはシックリくる。
プラモデル、またいずれ組み立ててみようと思うのだが、
その時に1/35シリーズはまだ存在しているだろうか。
少し心配になった。
追伸:私の組み立てた虎戦車は、506重戦車大隊のもの。
1944年2月、チェルカッシー解囲作戦に投入されてほぼ全滅した、
ベーケ重戦車連隊配備の冬季迷彩の戦車だ。
個人的に、昔の戦車が好きだ。
過去として語れるから。
もう誰も傷つけることはないから。
模型の世界では安全な戦車だが、実物は違う。
兵器なのだ。
戦車に、打たれても踏みつぶされてもイヤだ。
模型の虎戦車は平和だが、史実や生立ちを考えると、
それを組み立てて喜ぶという行為に対しては、複雑な心境なのだった。
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一冊の本がきっかけで戦車が好きになった。
近くに本物は無いので、最初は漫画や本の中の戦車に夢中になるが、
しだいに立体造形が欲しくなり、プラモデルの戦車を組み立てるのに熱中した。
田宮の1/35ミリタリーミニチュア・シリーズの戦車がお気に入りだった。
1/35なのだから、部品の一つを35個そろえて、
溶かして型に入れたら本物と同じに大きさになる…とか想像したものだ。
よりリアルな模型にする為に、塗装をしてジオラマを作ったりしていた。
近所のオモチャ屋さんのコンテストで優勝してトロフィーをもらった事がある。
小さな箱庭の中の1/35の世界が当時の私の世界だった。
中学の頃は既にギターやロックに夢中だったので、模型を作らなくなった。
しかし、3年前近所のオモチャ屋さんの棚に戦車のプラモデルを見つけて、
子供時代となんら変わっていないのにオドロキと嬉しさを感じて、購入してみた。
ニッパーやヤスリ、塗料なども、しこたま仕入れて正月に組み立ててみた。

有名なドイツのタイガー戦車である。
当時から大好きだった戦車だ。
ナチスでイメージの良くないドイツの戦車だが、
この戦車のデザインには今でも魅力を感じる。
去年は地域の自衛隊の観閲式で、遂に本物の、動き発砲する戦車を間近で見た。
デモンストレーションは迫力満点だった。
展示してある戦車に子供達が群がっている中、
ただ一人、大人が混じっていたのが私だ。
恥ずかしかったが、触れてみて大きさとか、質感を是非、知っておきたかったのだ。
戦車は、いわゆる働く車系の労働車両と同じニオイがした。
ディーゼル臭のせいだろうか、戦車はガテン系だった。
当り前だけど、模型の虎戦車とは完全に違う。
本物に比べ、1/35は、つくづく平和だ。
そして先日、ふと訪れた模型屋さんで戦車模型をみて驚いた。

田宮の1/35スケールは1/48にスケールダウンしていた。
つまり小さくなったのだ。
箱を開けてみると、1/35よりも密度感のある部品が詰まっていた。
やけに重いと思ったら、シャーシは亜鉛ダイキャストで出来ている。
完全に大人向けな感じがした。
今の子供はプラモデルの戦車なんて作らないのだろう。
とにかく、この3年間で模型戦車の世界はドラスティックに変化していた。
1/48は買わなかった。
やはり、1/35のタイガーが私にはシックリくる。
プラモデル、またいずれ組み立ててみようと思うのだが、
その時に1/35シリーズはまだ存在しているだろうか。
少し心配になった。
追伸:私の組み立てた虎戦車は、506重戦車大隊のもの。
1944年2月、チェルカッシー解囲作戦に投入されてほぼ全滅した、
ベーケ重戦車連隊配備の冬季迷彩の戦車だ。
個人的に、昔の戦車が好きだ。
過去として語れるから。
もう誰も傷つけることはないから。
模型の世界では安全な戦車だが、実物は違う。
兵器なのだ。
戦車に、打たれても踏みつぶされてもイヤだ。
模型の虎戦車は平和だが、史実や生立ちを考えると、
それを組み立てて喜ぶという行為に対しては、複雑な心境なのだった。
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