ディスカバリーチャンネルで、ビデオゲームの歴史という番組を放送している。
ゲームの創世記から、私も子供の頃に熱中したインベーダーやパックマン、
マリオシリーズなどの人気ソフトを起爆剤に飛躍的に普及進化して行く様、
さらに未来のゲームを取り巻く世界について、関係者のコメントを交え紹介している。

私自身、時々プレステ2でシミュレーションゲームをして遊んでいる。
いや、遊んではいないかもしれない。
いい歳して熱中しすぎて、徹夜でゲームして疲労困憊。
コリコリに肩こりになったりして、レクリエーションなのか労働なのかわからなくなることもある(バツゲーム?)。

ゲームを始めると、一種の強迫観念に苛まれ、
終われない負けれないで、凄いストレスとプレッシャーなのだ。
でもまたやってしまう。

こういった中毒性の裏にある物はやはりカタルシスで、
肉体を酷使して疲労するのと同分量で精神的には浄化されているのだ。

私が中坊のころには、ロックという物凄い浄化作用のある特効薬があって、
ロックを見たり、聴いたり、演奏したりということが、それだった。

時代は変わったが、あの時のロックと同じ種類のモノがゲームにはあり、
子供達はいつもそういったモノを求めている。

今やゲームの世界も世代を経てプレステも3。
いずれ、4.5.6と進化していくだろう。

そして、進化すればする程、ユーザーのスキルも要求も高度になりリアルで面白くなって行く。

アメリカ軍がシミュレーションや、教育にゲームを使っているのは有名だが、
人員獲得のためにユースマーケットの中心、ゲームの世界に軍の潤沢な資金を武器に参入し、Web上でリアルな3D War Gameを無料配布もしている。
これは、子供のころから戦争に慣れてもらって、18歳になった時にすんなりと軍にリクルート出来るよう…という思惑によるものらしい。

さらに将来的には、飛行機や戦車の操作をゲームのコントローラで出来るようにすれば、さらに馴染み深く、訓練も容易。

市販の残忍なゲームや、その描写の取り締まりに当っている反面、
国自らが未来の兵士育成にその技術を応用するという矛盾には批判もあるようだ。

これまで、先端技術は必ず軍事転用されてきた。
そしてその技術は市民生活にフィードバックされることで、
我々の生活を豊かで便利なものにしてきた。

ゲームの世界では逆のことが起ろうとしている。

イラクのミサイル誘導装置のCPUはプレステ2のをバラしたもの…とか、
同時多発テロの犯人がマイクロソフトのフライトシミュレーターで訓練してた、
なんて話もある。

近い将来、SONYが軍需産業のトップになっているかもしれない。
ゲームの中ではなく、プレステを使った本当の戦争。
中毒性をともなったゲームの戦争。

"WAR GAME"という映画を思いだした。

最大の問題点は、このゲーム先端技術の進化に、
人間の成熟度がついて行けていないことなのだろう。

この溝が埋められないかぎり、ゲームの中だけで許されている、
怪物を打ち倒したり、ビルを爆破したり、車で街を暴走する…というストレス解消の遊びの世界が、ゲームを使って本当に誰かを傷つける本物の残虐行為に変わる日がやって来そうな気がして、暗澹たる気持ちになってしまった。

人の為の先端技術が、人を殺す為に使われる。

しかしそれもやがて一回りして、市民生活に払い下げられ活かされる日が来るのだろうか。

それはそれで皮肉な世界だねぇ。

アキレスはいつまでも亀に追いつけないのか?



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