娘がどうやって学歴班(進学クラス)に
入学できたのか
というのをここでご紹介したいと思います。
ただしこれはsumari家個人の体験談であり
、海外から来た中国で進学を目指す子供さ
んすべてが当てはまらない事をご理解して
頂き読んで頂きたいです。
大都市ではだいたい同じだと思うので
すが、以前と違い、留学生
の進学は格段に難しくな
っているという事です。
考えられる理由として、
外国籍の中国人を両親に持つ子供さんが
急増した事があると思います。
ご存知の通り、留学生試験は比較的簡単
(中国の学生から見て)に有名大学に入
る事が出来ます。
そこで受験の直前に外国籍に変える子供
さんが急増しました。
もちろん不公平ですから、数年前から国
籍を変えて4年が経過している事、海外
に2年以上住んでいる事という条件をク
リアした子供さんが留学試験に受験する
資格があるというルールが出来ました。
ただし、生まれた時から外国籍で中国育ち
の子供さんは例外で、今まで通り留学生試
験を受験する事が出来ます。
聞いた話では、これもいずれは出来なく
なる(留学生ビザを持っている学生しか
受験出来なくなる)そうです。
今北京の重点学校の国際部は、優秀な中
国育ちの子供さんばかりです。
言い換えればそうじゃないと重点学校では
やっていけないという事です。
そしてどこの国際部でもそうですが、留学
生試験で多くの学生を北京大、清華大に送
り込みたい!宣伝したい!だから優秀な学
生が欲しい!となっています。
となると、海外から来た子供が進学するの
はものすごく難しい状態なのを分かって
頂けるかと思います。
実はこんなに入学が厳しくなったのはここ
2、3年の事のようですよ。
ただ重点校の中には100%入学は出来る
学校も実はあります。
ただし結局はついていけなくなり学年を
落として勉強する事になるようです。
と前置きが長くなりましたが、今の北京
の学校はそんな状況です。
その厳しい条件の中で、うちの娘は
どうやって進学できたのか?
合格できたポイント
①前の学校でスパルタ教育を受けた。
半年初級中国語→残り半年は高級中国語
&8教科履修というスケジュールをこな
しました。
結果今の学校の入学筆記テストはギリギリ
の合格点(60点)。
ただし中国で育った外国籍の子供さんは
この点数では入学できないそうです。
②家族全員で学校訪問。
実は面接試験では不合格を出した先生が
いました。
確かに私から見ても当時の娘の中国語の
聞き取り、話し言葉は一年も勉強してい
る割にはレベルは低かったです。
その原因はクラスメイト達との共通言語
が中国語ではなく英語だったからだと
思います。中国語が出来ない子供たちが
集まるのですから、仕方がない事なのか
もしれませんが。
面接では散々の娘が、入学を後押しした
のが家族全員での学校訪問でした。
先生の話では、海外から家族全員が事前
に学校訪問に来るなんて例がなかったよ
うで、それが先生たちに好印象を与えま
した。
また言葉や聞き取りが出来ないのは、
中国に来てたった一年という事もあり、
これから徐々に出来るであろうという
配慮もあったようです。
③子供に一生懸命な親。
これはダンナの功労と言っていいでしょう。
日本人的感覚だと高校生の歳にもなって
親があれこれ介入するのはどうなの?と
思いますが、中国ではとても大切な事の
ようです。
特にうちみたいな単身で海外に行かせて
いる子供は、親は子供に強い関心を持っ
て当たり前だという先生の認識です。
大変な思いをして入学しても、それを
持続させるのはこれまた大変です。
子供は中国式のスパルタ教育に苦しみ
、親は親で常に子供にとってベスト
であるのかを考え続けなければなりま
せん。
次回は娘がなぜ2年も単身で中国で勉強
出来ているのかをご紹介したいと思い
ます。