なんだろうか、この気持ちは
Nが、居なくなってしまって
確かに、一見、この変わらないように見える世界も
変わっているんだと感じた
私自身も、何かが入れ替わったかのように、
なんか、"マジ"に生きてる
人と会いたいと思うのは
大切で、生きていて欲しいから
この前も、ラーメンですら、食べるのも作ってくれた人の温かみ
だったり
愛を感じるというか
人と会っても
こうして、会ってもらえて
ありがたいと、感謝が沸き起こる
なんだか、"マジ"。
Nとは、経営塾で一緒になった。
最初の自己紹介で、趣味が無いとの事で、私の登山会に来ることになった。
Nのキャラが、私には、とても面白かった。
ボソッというツッコミも、最高にツボを押さえていて、私の中では、これから先の山登りが楽しみだった。
Nは、これから先も、ずっと一緒に登りたい人の中に入っていた。
最高に楽しくて、面白い時間を一緒に過ごした。
だから、もっと、一緒に楽しめたじゃん!
って思うから、悲しい。
毎日、何度も、何度も、悲しみが襲う。
Nが亡くなったと連絡がきて、本当に、本当に、その連絡を聞いて、まず、怖かった。
Nに、もう会えないなんて、先週会った人にもう会えないなんて、怖すぎて、携帯を手に、叫びまくってしまった。ものすごく怖くて、震えが止まらなかった。
何か、そこで世界が変わった。
ありえないくらいに、ショックだった。
苦しくて苦しくて、呼吸が出来なかった。
かなり、かなり、取り乱したと思う。
日常を過ごす中で、ふとした瞬間に、Nと会えないって事を実感し、どうしようもない感情に襲われることが、1日に何度かある。
山の仲間で集まってる時も、ここに、居てくれたらどんなに、楽しいだろうと思ってしまうのだ。
経営塾でも、きっと同じだろう。
座っている席に居ないNを、その場を、私は受け入れられるだろうか。
ある日の友人とランチ。
話していたら、神社にお詣りしてきたら?
と突然言われた。
上色見熊野座神社とかいいんじゃない?と言われ、そう言えば、その神社の名前を、YouTube開いてもつい、2ヶ月くらい前から、良く目にする。神社詣りが趣味とかは、ない。SNSを開けば、とにかく良く目にしていた。別の知り合いの車に乗ったときも、運転手の方が、行ったとか言っていた。かよちゃんの自宅から、きっと1時間半くらいだから、仕事前とかに行けるよ!と言われ、そういえば、Nのこと、ちゃんとお詣りしてないからと思い、時間を作った。行く事にし、Googleマップで調べたら、1時間29分。
びっくりした。さすが、Aさんだ。
この日は、曇りで雨もぱらつきそうだった。
ただ、行くのは、なんだかこの日になった。
前日夜、子どもを塾に送っている途中、黒サギが、バサッバサっと、目の前を横切った。すごく近くて。なんだか、明日だと思ったのだ。
近所には、白サギは、結構いる。黒サギは初めて見た。
神社に向かう車の中は、ずっとNの事が思い出され、ずっと、ずっと泣きながら運転した。
ようやく着いた。
粛々と階段をのぼり、参拝した。
更に奥に、大きな石がくり抜かれた不思議な空間があり、そこもお参りした。手前の洞穴にお邪魔しますと声をかけた。
しっかりNを思って参拝した。
石も積み上げた。
友達が、行ったら教えてね
と言ってたのを思い出し、人は結構多かったが
一番上で、スっと人が居なくなり1人になれた。
カメラを向けると、すごく綺麗な光の柱が見えた
雲なのに。
時間を作って良かった。ちゃんと向き合えた良い時間だった。
この時間は、必要だった。
駐車場に着き、しばらくすると、パラパラと雨が降ってきた。
思い切って、来てよかった。
普段、県外で会いたくても会えない人もいるのに、捉えかたの違いなのか、
もう、この世で会えないって決まってるって事が、笑い合えないってことが、やっぱり悲しいのだ。
Nは、黒っぽい鳥になって、よく現われる。
神社に向かってる道中も、現れた。
出て来方、飛び立ち方、横切り方がおもしろいから、他の鳥と違って、なんとなく解る。
傍にはいるんだろうと思う。
Nに、何があったかは、分からない。
びっくりする事も上がっている、しかし、
彼はそんなタイプではない。
世間の情報も
何の確証もない
だから、
ただ、私は信じていればいいのだと、そう思った。
翌朝の空
なんだか、Nが、喜んでいるような、そんな気がした。