34th CHALLENGE FUJI 5LAKES URTRAMARATHON

2024年4月21日(日)、チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンに参加してきました。

 

レースから6日経った土曜日に書いています。

なんでかというと、仕事が忙しかったものあるのだけど、

レース後に足首、特に右側が痛すぎて休養を優先していました。

まだ走るのはおろか、歩くのもしんどいのだけれど、

エアロバイクを20分漕ぐのは大丈夫でした。

 

さて、レースの振り返り。

昨年2023年に続いて2回連続2回目の参加。

天候は雨が予想されていたけれど、夕方4時くらいまでは持ちました。

 

スタート前。

雨は降らなさそうで、気温も18度くらいまで上りそう。

リュック(THE NORTH FACE TR0)かウエストベルト(NATHAN)を

最後まで迷っていたけど、カッパやシェルは必要なく荷物少ないので、

ウエストベルトに決定。

補給食を急いでポケットに詰め込んで手荷物預かりへ

向かいます。

 

これだけ全部、ポケットに入りました(レース前日に自宅で撮影)

WINZONE 8個

MEDALIST りんごハチミツ 4個

aminoVITALアミノショット 3個

MORTEN GEL 2個

Trail Butter SEA SALT ALMOND 1個

 

さて、午前4時にスタート。今年は前半飛ばし過ぎない、後半もずっと歩くことがないよう

足を残すのが目標。ゴールタイムを決めて潰れるのは元も子もないので、12時間を大目標に、

昨年よりタイム短縮を必達目標にしました(昨年は14時間32分でゴール)。

 

 

初め10kmは予定通り抑えたペースで走れました。

 

ところが、10km過ぎたあたりから、周りに結構速いランナーが集まって

しまいました。先月初100kmマラソンで9時間で走った方とか、先月サブ3達成した

方とか、三浦半島63kmで年代別3位になったイギリス人の空手家の方とか。

会話も弾み、自然とペースアップ。キロ4分30秒くらいまで上がってしまいます。

 

25km〜30kmあたりで補給やトイレに各自寄っているうちにばらけだしたので、

自分のペースで走りだしました。

 

山中湖を周回してスタート地点に戻ってくる35km付近の坂道で運命の出会い。

このレースで2度助けていただくことになるK川さん。

ここの登りではひとまず私が先行させてもらいました。

 

 

河口湖を通過しトンネル抜けて西湖へ。

62km付近で湖抜けたあたりから応援の少なくなり、疲れからかペースが上がらなくなります。

エイド後に走り出すのがしんどい。

そこにあのK川さんが淡々と走って追いついてきてくれます。

「一緒に引っ張り合いましょう」と。5kmくらい、引っ張り合います。

 

補給のタイミングでK川さんとは一旦お別れ。

67kmくらいから、トレイルランナーのY崎さんと一緒に走りました。

75kmの本栖湖入り口の給水所(エイド)で私が長い休憩を取ることになってしまったので、

Y崎さんともここで一旦お別れ。

ホットコーヒーを淹れて下さったので、チョコと一緒にいただきます。

気持ちが生き返ります。

(ただ、胃腸が疲れているのか、トイレで戻してしまいました)

 

いちごとかみかん(疲れて皮むけませんでした)、バナナなど、果物をすごく欲します。

エイドにたくさん用意していただいてありがとうございました。

麦茶も、スポドリや水ばかり飲んでいたので優しい味で胃腸も回復しました。

 

 

エイドのたびに頭に水を被って気持ちをリフレッシュし、ストレッチをして

筋肉の疲労回復するようになっていました。

しかし、一度止まると走り出すのが辛かったです。

(止まると血流も遅くなって、疲労物質が滞留してしまうかららしいです)

 

75kmのエイドで長く休憩した後は、割と回復。

本栖湖を1周して91kmの精進小学校のエイドに入るところで、前出のY崎さん、K川さん

とすれ違い挨拶を交わしました。

エイドでトイレ休憩もし、出発。

92kmの信号待ちで、私設エイドの方に、足首に冷却スプレーしていただきました。

この頃から足首が気になりだしました。

 

いいペースで走っていたので何人か私をペースメーカーにして並走してくれていました。

止まると余計に疲れるので、この先エイドを2つパス。

しかし、98kmのエイドを通過した直後の99km付近から、全く走れなくなりました。

 

原因は、足首が痛いんです。特に右足首。

足首から下も何だか腫れています。靴紐を緩めて、とりあえず歩いて回復を待ちます。

歩くペースも上がりません。キロ13〜15分くらいかかります。

100kmを11時間で通過したので、残り18〜19kmをこのペースでずっと「歩く」と仮定すると、

1時間で4kmしか進めないので、5時間かかります。制限時間15時間なので1時間足りません。

45分で3kmくらい歩いたところ、後ろから見覚えのある方が走ってきます。

K川さんです。

心配して一緒に歩いてくれます。K川さんに症状を伝えます。

すると、「自己責任で」とお断りの上で痛み止め薬を分けてくれました。

薬が効いてくるまでの時間も個人差がある、とのこと。持っても30分か1時間とのこと。

私自身、痛み止めを足の痛み緩和のために飲んで走るのは初めてのこと。

 

K川さんと10分くらい歩いて様子を見ます。

「キロ7分でも8分でもいいから、痛みが少し収まってきたらゆっくり走ろう」

と声をかけてくれます。

恐る恐る走ってみたら、なんとか走れます。

薬が効いてきたのか、ほとんど痛みを感じません。

本当ならK川さんを待たなければいけないところですが、先に行っていい、と促してくれます。

とにかく、後でお礼を言おう、そう思いながら走ります。

 

110kmの富士吉田町役場エイドに到着。

痛み止めの効果が切れてきたようです。右足首がズキズキします。

どなたか冷却スプレーをお持ちでないか、と聞いて回ったが、

「使い切ってしまった」というご家族というか大集団がいらっしゃっり、どうしたの?と

聞かれたので足首が痛いことを伝えました。

すると、お母さん(おばあちゃん)が汚く泥汚れた足首を省みることなくマッサージクリームを

塗ってくれました。

さらに、痛み止めなら持っているよ、とロキソニンを分けてくださいました。

ありがとうございました。

マッサージ、痛み止めだけでなく、皆さんで大声援で送り出してくださりました。

 

この応援に応えなければいけない。でも、すぐに薬は効いてきません。

小雨が降ってきました。

残り8km。うち最後の4kmくらいは登り、一番最後1kmくらいは下りです。

 

痛みが小さくなるのを待ちながら、とにかく歩きます。

上りに入りました。K川さんにいただいた痛み止めに助けられて走ったおかげで、

残り全部歩いても制限時間15時間には間に合いそうです。

でも、それでは去年のタイムより遅くなってしまいます。

ましてや、今年は走りやすい気温で、去年よりタイムは出やすいコンディションです。

(完走率が118km男子は2023年47.51%に対して、2024年は57.7%)

 

残り2kmくらい。

走れそうな気がしてきました。

14時間、切れるかもしれない、でもギリギリです。

登ります。登れます。

 

残り1km、下りに入ります。すごく足が回ります。

キロ4分までペース上がります。

ゴール会場に飛び込んできます。

アナウンスの方の声が聞こえます。エントリー時に書いた、今回の目標を読んでくれています。

「今回は歩かないで最後まで笑顔で走り切ります」

途中、歩いちゃいましたけど、最後はカッコつけてダッシュでゴールしました。

 

K川さんにゴール後に直接会ってお礼を言いたかったのだけど、人混みの中で見つけることが

できませんでした。

速報で、無事に制限時間内にゴールしていること確認し、心の中でお礼を言いました。

ありがとうございました。

 

 

Y崎さんは13時間半でゴールと、ゴール後に手荷物置き場でお会いしてお聞きしました。

2歳年下でお子さんもいらして、100マイル目指して、と、目標もお聞きできました。

トレイルの会場でぜひお会いしましょう。

 

 

参加賞のTシャツ、今年のもカッコいいです。