映画三昧〜音譜

実家のスカパーでずーっと前に録画されてましたが、観ないまま、でも親から面白いから観た方がいいと言われていて、タイトルもかっこいいし気になってました。

今回アマゾンプライムで発見したので観てみましたー。

ここのところ専らアマゾンプライムです。配送料無料だし映画やドラマも観放題で月400円とかで簡単にモトとれますね。

さて、この映画は実話が元になっているということで、舞台は第二次世界大戦中のイギリス。

イギリス英語が美しく聴き取りやすく(私はアメリカ英語のカジュアルな感じのが好きですが)リスニングの勉強にもなります。

ドイツ軍の解読不能なエニグマという暗号機を解読するために集められたチーム、その中核メンバーであるアラン・チューリングの人生を描いた作品。

以下ネタバレになりますが、この映画を観て感じたこと。

どれもすごくありきたりだけど

・異端なものは誤解されやすいし何かと目の敵にされて排除されやすい

・しかしその異質なもので優秀なものは時に素晴らしい偉業を成し遂げる

・物事の成果が出るまでは時間がかかる。それをいつまで待てるか。成果を得るのが自分以外で、その成果を待っているとしたら、成果を出す前に諦められてしまうかもしれない。
しかし、その決断で偉大な成果を台無しにしてしまうかもしれない。

・自分の能力を信じてあげる。周りがなんといっても。

・大局を見据えて時には犠牲を払うことも必要。しかしそれが人道外れたものであるとしたら...決断をしなくてはいけない。

・人は1人じゃ何もできない。いい仕事をするには協調性をもって周りとの関係を円滑に。

・差別。いろんな偏見があって、私も偏見を持つけど、その差別のせいで苦しむ人がいる。そして国家権力レベルでその差別を行なっていたという事実。犯罪行為は別として、多様な価値観を受け入れる姿勢が不可欠。


などなど。

アップルのかじられたリンゴのロゴマークは、チューリングの死因と言われる青酸カリ入りのリンゴからきているとかないとか、、、

天才は普通の人とは異質だから誤解を受けやすい。


ドキュメントタッチの暗い映画は嫌いですが、この映画はバランスがいい。主演のカンバーバッチはもちろんのこと、特にキーラナイトレイ、綺麗で作品に華を添えています。昔から出てるからもっと年いってるのかと思いきや、同い年でした。