汚い本音が噴出 | 非日常は日常になる〜妊娠・出産、育児で感じること〜

非日常は日常になる〜妊娠・出産、育児で感じること〜

2015年7月、鉗子分娩にて長女出産。
子どもは望んで産んだけど、産後がこんなに辛いなんて聞いてない!
分娩の状況や、お世話もままならない産後の生活、その時感じた気持ちをありのままに綴っています。何かのお役に立てれば幸いです。

友人に言われた言葉がずっと引っかかっていた。

彼女も同じ時に出産したんだが、1日半以上の陣痛に耐え、かなり会陰切られたようなのだが、

「うちの先生は縫うのがすごく上手だったから、ぜんぜんそのあとも問題なかったよ。」


文字にするとそれだけの話なのだが
その当時の私はかなりケンケンしてたので、

うん。
だから?何?何が言いたい?
私の産婦人科選びが下手だったとでも?

と心がモヤモヤした。



実際ほんとに痛すぎて力が入らなくて
おしっこしたあと会陰近くを紙で拭くと滲みるような鋭い痛みがあって
1ヶ月検診で診てもらったら
子宮口が会陰近くまで落ちてる
って言われてかなりのショックを受けた。
脱肛みたいな感じで脱子宮口、そりゃ拭いたら痛いわ。。



奥の方を縫い縮められたせいで、紙にあけたパンチ穴がズレているみたいな感覚(だいぶ調子いいけど、今も違和感はある)なんだよね

だからこのまま女としての機能不全になってしまうのでは?と思ってた


うん、
身勝手だけど
今更だけど
子ども生かしてくれて感謝もしてるけど
でも


でも
















ばかやろー私の大事なところ何してくれとんじゃーーー!二度も縫い直すとかありえんわ!ーーーー!!下手くそなんじゃーーーーー!!怖かったぞーーー!二度と戻らんのかな、とずっと悩んで苦しかったんだぞーーー!



はぁはぁ。。

言ってやった。。
やっとわかった、やっと言えた。


友人に腹が立っていたわけじゃなかったんだ。
あの時、あの言葉を言われても、なぜだか自分に非があると思っていたからどこまでも医者を庇おうとしていたんだ。私には人を責める資格なんてないと思っていたから。。救ってくれた医者への悪口?を言うなんて的な。

でも
自分が大事だと思っていた臓器の一部。
それが出産のために元に戻らないかもしれない恐怖。
自分で自分を守れなかった、不甲斐なさ。

いろんな思いがあって、あの友人の一言に対して自分の選択を責められてる気がして、過敏に反応していただけだった。

友人でもなく、自分へでもなく、処置に対しての本音がやっと出てきた。


…どこまでもいい人でいたかったのね、私ってば。
やっぱりまだ自分の嫌な面には蓋をしてたんだな。

やれやれ。でも本音出せたからよかった。