お産〜陣痛中 | 非日常は日常になる〜妊娠・出産、育児で感じること〜

非日常は日常になる〜妊娠・出産、育児で感じること〜

2015年7月、鉗子分娩にて長女出産。
子どもは望んで産んだけど、産後がこんなに辛いなんて聞いてない!
分娩の状況や、お世話もままならない産後の生活、その時感じた気持ちをありのままに綴っています。何かのお役に立てれば幸いです。

「息してー止めないでー!吸ってー吐いてーはい上手ですよ頑張ってー」

助産師の声かけが遠ざかる。
7~8分間隔の陣痛が朝4時過ぎから始まり、だんだん間隔が縮まってきた。
腰をさすってくれる旦那も眠さと疲れで朦朧としている。

とにかくつらい。
吐き気もひどい。というか吐いてた。
陣痛の波が来るたびに吐く寝ゲロ妊婦でした(汚くてごめんなさい)。
両親学級で少数ながら吐く人がいるとは聞いていたけど、まさか自分がそれに当たるとは。ちなみに吐き気を催すとお産がどんどん進んでいる印だそうだ。

朝ごはんに出た和定食さよーならー。(体力必要と思ってその時は頑張って食べてた笑)
昼ごはんのハンバーグは旦那の胃の中にさよーならー。

テレビでやってる出産シーンなんて可愛いもんだ。

吐瀉物に顔や髪を濡らし身体を四つん這いにしながらそう思っていたのです。

それでもお産は順調なようで、昼過ぎには産まれるかな?という状態でした。

そんな中、NSTのモニタを見ながら、助産師の顔色が変わる。
お腹をあちこち触り、揺する。
そして、助産師詰所がある奥に向かって叫んだ。

「赤ちゃんの心拍、どんどん低下しています!!」