今、エヴァの置かれてる立場とは…(その27) | 不屈座のブログ

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ジャイアンが放った魔法の呪文、それは…

ジ『今日の出来事が知れたらエヴァのイメージが台無しになり、ヘタをするとエヴァは9が最後になってしまう。』

不『ううっ…』

ジ『オマエがオレを嫌って断るのは分かる。だが!エヴァのために!パチンコ業界のためにもエヴァを助けてくれないか?』

冷静になったジャイアンの頭のキレは、さすがだった。

今回は一言も、『オレのために』や『フィールズのために』の言葉を使っていなかった。

僕が高圧的な態度に屈しなければ、アメもムチも通じないと分かると、最後の切り札である

『パチンコ業界のために』

のキーワードを使った



絡みで、僕を口説いてきたのである。

僕とジャイアンは、長い付き合いをしていて、お互い相手の性格を分かっているつもりだ。

だから、この時のジャイアンは、保身こそがホントの目的であり、エヴァは口実に過ぎない。

それがジャイアンの作戦なんだ!

そう!頭では、分かっている…

分かっているが…

パチンコ業界のため…

パチンコ業界と言われると、僕は…

この言葉は僕にとっての

完全な弱点

になるキーワードだった…

女『今日のアナタがいるのは、エヴァのおかげじゃないの?』

ふと、パチンコの女神の幻聴が優しく聞こえた…

いや、自分自身で、ジャイアンの頼みを手伝う必要性を考えて、その言葉を頭に浮かばせ、必死に自分自身を納得させようとしたのではないかと思う。

僕の最大の弱点であり、同時に業界人であり続けるアイデンティティーでもある

『業界のために』

という

錦の御旗

となる言葉を聞いた以上

いざ鎌倉

の心境に、僕も成らざるを得なかった。

そして、ここに一人の

エヴァ9展示会トラブル封印事件の工作員

が誕生した。

不『分かりましたよ、やってみます、でも必ず成功するとは思わないで下さいね。』

ジ『ああ』

電話の向こうで話しているはずなのに、なぜか

ジャイアンの笑顔

が浮かんだのは、僕が

敗北感

を感じたからだろうか?

電話を切った時には、携帯が過熱していたことに気付いた。

時間は10分も経っていなかったが、1時間以上話したほどの疲れを感じ、出来れば今日は、もう眠りたかった。

だが、後輩の肉親(姉)のブログ発信を阻止するのが最初の

密任

になった以上、タイムリミットとの戦いとなり

1秒でも早く、彼女の考えが同調してもらえる言葉を、僕は考えねばならなかった。

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