昨日に引き続き、今回の後編では、意外なケースによる被害で、新聞に掲載されたニュースもありました。
事件簿No.2
仕事帰りにパチンコをして、車上荒らしで、生徒情報のUSBメモリーのカバンを盗難された教諭が訓告に(9/17奈良)
この事件、記事を良く見ると被害に遭った教諭に落ち度はないと思うんですよ。
だけど、結果として、車の助手席の窓ガラスが割られ、座席下に置いていたカバンやビデオカメラなどが盗まれてしまいました。
肌身離さず持って紛失の方が、問題になると思いますから、教諭の行動は一般常識としては問題ないんですよね…
ただ、今回の件について問題点を挙げると、座席に目に止まりやすい場所に、ビデオカメラといった高額な荷物を置いていたのはどうか…になるのでしょうか?
いや、それより本人も語っていたのですが…
(個人)情報を持ち出している意識が低かった
が、今回の問題点なんですよね。
重要物と一緒の時にまで、パチンコをするのはどうか?なんです。
非常識と言われても、返す言葉もないのではないでしょうか。
そういう意味では、僕も改めて勉強になった事件でした。
災難は前触れなくやって来るという、お話ですが、皆さんも他人事と思わないでほしい出来事ですね。
事件簿No.3
南房総市の副主査が、約379万円の団体事業費を着服、主な使用としてパチンコなどに…(9/30千葉)
この事件は、職員を事件発覚同日付で懲戒免職にしたものの、外部団体の事業費の管理が、ずさんであることを世に知らしめた事件でした。
昨日の事件簿No.1もそうですが、役員とはいえ、金銭を扱う業務で、担当が一人だけというのが、仕事上として問題なのかもしれません。
また、担当者も業務をこなしているうちに、仕事で手にするお金に対しての意識が薄くなっていたのかもしれません。
この職員は、着服した金額に利息を加えて返金をしているため、告発は免れましたが、周囲の職員が、減給、戒告処分と後味の悪い事件でした。
チェック体制の見直しはもちろん大事ですが、防犯システムや金銭的モラルも、今一度考えてほしいと思います。
というわけで、今月は3件だけでした。
この企画を通じて過去最少の事件数でしたが、類似事件が短期間で起こったために
これは氷山の一角か?と、考えてしまいました。
過去にない新しい手口による事件ならともかく、古典的な手口なので、周囲が犯罪を未然に防ぐ環境を整えてほしいと、心から思いますから、本気で!!