「宇宙の誕生と周期表の関係」
最終回です!
私たち人間の体には
周期表の上の方にある元素が多く含まれ
下に行くほど含まれる量が少なくなっています
それは
宇宙にも上の方にある元素が多く存在し
周期表の下に行くほど存在する数が少ないから
私たち人間は
何十億年というとてつもなく長い時間をかけて
進化してきました
この長い時間あいだ
さまざまな化学変化を繰り返し
試行錯誤しながら子孫を残してきたと
考えられています
だから宇宙に多くある軽い元素が
人間の体にも多く
宇宙に少ない重い元素は
人間の体にも少ない
ということになるわけです
もし宇宙に多く存在する元素が
水素でなく違う元素だったら
きっと人間の体を構成する元素も
違っていたんでしょうね (^^)
人間の体をを構成している主な元素
水素
炭素
水素
窒素
カルシウム
リン
イオウ
カリウム
ナトリウム
塩素
マグネシウム
ではここで
もう一度周期表を見てください
これらの元素は
周期表の上の方の
しかも両脇にあることがわかりますよね
上の方ということだけでなく
両脇にあるということからも
面白いことがわかります
今度は周期表を縦(列)に見てみてください
同じ列にあるということは
一番外側の軌道に配置している電子が
よく似た状態にあるということを表しています
人間の体は、最も外側の電子の数で元素を判別して
その元素を体内に取り込むかどうかを
決めていることが多いそうです
だから・・・
原発事故のあと
セシウムを体内に蓄積させないためには
カリウムをとること
ストロンチウムを体内に蓄積させないためには
カルシウムをとること
って、あちこちで言われてましたよね
この理由、周期表を見ればもうわかりますよね!
こうやって周期表を眺めてみると
ただ暗記するだけの表ではなく
宇宙の誕生から
私たちの体や健康にも
とっても関係のあるものだっていうことが
わかると思います (^^)
理科の授業としてではなく
宇宙の誕生の軌跡として
周期表を眺めてみてください
きっと他にもいろいろな発見があると思います♪