ビックバンから38万年後にできた原子核
このときできたのは
水素やヘリウムなどの軽い元素だけでした
それらの元素が集まり
やがて恒星ができました
そして その恒星の中で
何が起きていたかというと・・・
「核融合」
核融合とは
2つの原子核がぶつかって結合し
新しい原子核ができることです
余談ですが
この核融合反応が起こるときに
とてもたくさんのエネルギーが出てきます
このエネルギーによって
太陽は輝いています♪
恒星の内部が高圧・高温になり
水素の原子核同士が結合して
ヘリウムの原子核ができます
このヘリウムの原子核ががさらに核融合して
もっと重い原子の原子核ができます
たとえば
陽子2個のヘリウムと
陽子6個の炭素の原子核が核融合で1つになり
陽子8個の酸素の原子核ができます
こうして炭素、窒素、酸素、鉄などの
元素がつくられていきました
宇宙で起きたビックバンと
恒星の中で起こる核融合
この2つを比べたら
明らかに規模が違うことはわかりますよね
水素とヘリウムが多く存在する理由は
ここにあります
参考までに~
さまざまな元素の中で
陽子26個の鉄の原子核が
陽子や中性子が強く結び付いていて
最も安定しています
恒星の中で起きる核融合は
最も安定な鉄ができたところで止まってしまいます
このため 鉄より重い元素が
恒星で作られることはありません