息子君 親知らずを抜く① | 少数派を生きよう!~自閉症の息子がくれた魔法のメガネ~児童発達支援事業所園長・保育士ママの日記

少数派を生きよう!~自閉症の息子がくれた魔法のメガネ~児童発達支援事業所園長・保育士ママの日記

NPO法人の『サロン』『遊びの広場』ボランティアのこと、H26年から順々に立ち上げて来た3つの事業所をR 5年に児童発達支援センターにしたこと、特別支援学校を卒業後、通所施設に通う息子のこと、保育、特別支援、最近の出来事などなど、書いて行きたいと思います。

息子君 21才




先月 親知らずを全て抜歯しました真顔






4才の冬から 定期的な 歯科通院が始まり




歯科通院歴は 17年。







最初は 歯科衛生士さんである 障がい児繋がりのママ友に紹介してもらって




地元の個人病院に通うようになりました赤ちゃん

(ママ友さんの出身大学のOB先生)




障がい児の歯科治療に熱意のある温かい先生で




息子君の歯を 初めて虫歯にしてしまい 落ち込んでる私に




「大人まで虫歯がなくても歯周病で治療が必要になることもあるし 小さいときから 歯医者に通う習慣をつけておくのは良いことですよ!」




と 声を掛けてくださって




うん…確かにひらめき電球

 虫歯のきっかけがなければ 連れて来ようなんて思わなかったしな… と

(病院に連れて行くことが とーーんでもなく大変だったのでショック!あせる)

気持ちを前向きにさせてもらえました。





とても信頼できる先生との出会いによって 障がい児との暮らしの中に 大きな大きな支えができたのですが





3~4年ほど通った ある日 突然 




先生は若くして 亡くなられてしまいました。





大人になるまで 先生のところで 歯科治療を ゆっくり練習して行くつもりだったのに




私たち親子にとって 本当に衝撃的な出来事で




突然 精神的支えを失ったダメージは思っていた以上に大きく



これからどうしたら良いのか 途方に暮れてしまいましたぐすん




私たち親子を含め 先生に支えられ 慕っていた たくさんの親子さんが路頭に迷ってましたが

残されたスタッフさんたちの 懸命な努力のおかげで



先生の出身大学である 大学病院の特殊歯科に 速やかに 繋いでいただけることとなり






息子君 8歳の夏から 新たな 理解ある 素晴らしい先生と 歯科治療を再スタートさせることが出来ましたキラキラ




大学病院への通院が始まり  2年ほどが過ぎた 小学校の中学年になる頃




身体が成長し 力のついてきた息子君を




まわりの大人の強制力だけで 診察台に乗せ 横にさせることは 厳しくなって来て




自ら診察台に乗って 寝転び ブラッシングをしてもらうという 練習を定期的にすることを 提案されました。




小さいときは 大人の力で 強引に寝かせて 防護ネットで押さえてもらっての治療が可能でしたが



大きくなって来ると 自ら 診察台に 乗ろうとしないと 無理矢理は  難しくなる…




将来を見据えての 先生からいただいた アドバイスでした。





練習のおかげで だんだん 少しずつですが




嫌だけど 寝転ぶ という 気持ちの調整が出来るように なって行きました。



先生がサラッと

「こうやって ブラッシングだけのために 毎月通って来るって なかなか出来ないよね。お母さんが連れて来てくれるから  こちらも対応が出来るんだよ」



と言ってくださったのは 嬉しかったなぁキラキラ




先生が定年退職を迎える 今年の春まで 12年間 ずっと お世話になりましたキラキラ





特別支援のお話もたくさん出来た先生(勉強会にも参加させていただいたこともありました)




お別れは 寂し過ぎましたしょぼんあせる




12年も経ったの?!と 月日の早さに ただただ 驚きます。



先生との12年間で 息子君の歯科治療の基礎を作っていただきました。感謝感謝の12年間でした花束キラキラ







その後 今年の春から 引き継ぎされた 新しい先生は…


初の女性の先生でしたお母さん




新たな出会いも… ステキな先生でしたラブラブ!ラブラブ 



息子君への対応が 支援学校の先生のよう!



息子君に すごく わかりやすく応じてくださいますキラキラ




新しい先生に引き継がれた このタイミングで




前から指摘されていた 横向きに 生えている 息子君の親知らずを抜く段取りとなりました笑い泣き





全身麻酔で 4本 一気に抜くゲッソリアセアセ



しかも 右下の歯は 横向きで 歯茎切開しての抜歯…




正直 息子君に出来るのか… 心配だらけで 躊躇してしまいました滝汗





全身麻酔は かなりの負担なので やるなら いっぺんに4本なんですね…。




説明を聞くにつれ  不安になり かなり迷いましたが




親知らずに押されて 最近 歯並びが ガタガタして来ていること




将来 私じゃない誰かに 歯磨き等 お口の管理をしてもらうようになったとき 親知らずまで きれいに保ってもらうのは かなり難しいと思われること




虫歯になりやすく 万が一 虫歯になった場合 かえって大変なことになりそうなこと






そして 一番 決心を つけられた理由は…キラキラ





担当してくださる 新しい歯科の女性の先生と息子君の相性が なんとなく良さそうなことピンクハート




外科医 麻酔科医 耳鼻科医 関わってくださる先生方が信頼でき チームワークが良さそうなことグッ




私が 手術までの 準備に 頻繁に 息子君と高速に乗って 通院するのは 今は普通に出来るけど 何年か先 歳をとってしまったら 出来るか わからないこと車




…やるなら 今以外は ないでしょう!!





という訳で 不安でいっぱいの母でしたが 




息子君の抜歯を 決断することが出来たのでしたニヤニヤキラキラ

(息子君からすると 勝手に決められてるけどね)





夏休みは混むとのことで




秋 9月あたりから 術前準備に入り 10月に抜歯の手術をすることが 決定いたしましたー

笑い泣き笑い泣き笑い泣き!








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息子君が幼児期に通った最初の歯医者さんで 作ってくれた 見通しのための 写真ファイルです。


子どもへの愛溢れる歯科医院でしたラブラブ




ファイルは 病院の待合室から始まって 最後は 病院近くの公園のブランコが ご褒美…という 今では ご褒美にならない ご褒美(笑)



あの頃の通院は 本当に大変で (毎回 暴れ泣き 帰ろうとする息子君を マグロ?を抱えるように 横抱きに連れて行って こっちが泣きたかった) …けど 今となっては カワイイ時代だったんだなぁと思います照れラブラブ