昨日は、転居後の室内&植栽後の外観撮影。
設計事務所のアソシエイトさんと写真家さんが来て、14時〜19時半まで、写真を撮っていかれました
私は家に居なかったので、19時過ぎにスマホから防犯カメラを覗いたら、トワイライトタイムを狙う2人の姿が。
部屋はある程度片付けていましたが、在宅していた夫いわく、写真家さん主導のもと、更にぴっしりしたベッドメイキングや大々的な物の移動が行われ、結構大変だったんだとか
先日建築家さんが下見に来た時は自然体でよいとのことでしたが、やっぱり見栄えは大事らしいです
さて、ちょっと不思議だな、と思う、わが家と建築家さんとの相性。
控えめなアソシエイトさんの性格もあると思いますが…
おそらくは、建築家さんがいると、建築家さんが話しているから、という側面もあるのではと。
実はわが家も同様で、建築家さんといると、建築家さんが話しているので、わが家はあまり話すことがありません
打合せで意見を問われれば答える。
アソシエイトさんも、設計の説明等はします。
設計を依頼する前から、知り合いだった建築家さん。
建築家選びにあたっては、コミュニケーション能力が高そうな人が良いなと思っていたところ、そういえば食事の席等で、建築家さんはいつもわいわい楽しそうな雰囲気を醸していたな…と思い出したのが決めての一つになりました。
が、実際に依頼してみると、建築家さん、本当に建築が好きなんですね。
ずーっと、建築or建築家の話をしてるんです。
食事の席等でわいわい楽しそうだったのは、周囲も皆建築家だったこともありますが、建築家さんは、ひとりで話していても楽しそうだったんだ、ということに、後から気づきました
人当たりもよいです。
もちろん、建築家さんなりに気遣って、打合せ前後に最近のホットトピックを提供してくれてるんですけどね…
本当に建築or建築家の話ばかりなんです。
私は多少分かりますが、夫にとっては何のこっちゃな部分も多くて、雑談の多くが乗るに乗れない話題、ということも。
うちのほがらか担当の夫が、毎回ただ話を聞いていました。
建築家さんが話し、アソシエイトさん・私・夫(&子ども)が相槌を打つ図。
はたまた、減額調整で揉めたときには、私たちのメールにちゃんと目を通しているのでしょうか!?と詰め寄ったり…
コミュニケーションがうまく取れているのか、不安を感じたこともありました。
その不安はきちんと解消されたものの、建築家に設計を依頼するとなんとなく家族ぐるみで仲良くなる印象があった一方、そこまで仲は深まらなかったなあ、というのも正直なところ
むしろ、設計期間が長かったわりに、うちの家族のことをよく知らないと思う。
けれど、できた家に住んでみると、やっぱり、住みたかった家はこれだった、と思うんですよね。
建築家さん自身、何度か、この家は自分が設計したというより、私たちの希望が形になったものだ、私たち家族でなければこの家にはならなかった、と話していましたが、そう言われてみると、そうかもしれないと感じます
建築家さんは、一つ一つの細かな要望は聞いていないのだけれど、私たち自身も認識・整理できていないような希望をざっくりと掬い取って、形にするのが、本当にうまかった。
プランニングで、現在の家の原案が出てきたときの、カチリと歯車があったような鮮烈な感じ、今もよく覚えています。
話を具に聞いていない(気がする)のに、分かっている。
特殊能力
そう考えると、話が合っているのかは微妙でしたが…
意外に相性はよかったのではないかな、と思っている今日この頃です