超・古文書に見る葬祭と祖霊祭祀のススメ (※引用の解説追記)

お彼岸らしく(らしく? ) 『超・古文書に見る葬祭と祖霊祭祀のススメ』と題して、古文書というか本来は口伝が主の、その写本の所謂竹内文書の伝を引用した矢野祐太郎の著書の記載から引用させて頂きます。

内容はススメどころか厳命な感じの記事タイトル詐欺(?)御免…

(当方は押し付けるつもりはございませんので。以下あくまでも引用元に記載のまま)

第百六章　葬　祭

人死して其の魂魄の葬祭については、万国棟梁の天国(註1)に於て、之を最も重んずべき事として、遠く太初より是が御制定ありしは、もとより、当然の事にして、今見当たりし古文書(註2)の中より重なるものを左に記さん。

一、
皇統第三代(註3)天日豊本黄人皇主天皇、即位三百億年六月二十六日(註4)、勅して定む。

『先の代々、天国神州、天皇初め上下民・支国五色人等よ。神幽り體骸を神に葬るを神勅に定む。神幽る體骸を峯に葬る一年祭、三年祭、五年祭に骨像體を造りして、神名を神代文字にてミドジ(凹字)刻り付け、天神人祖一神宮へ合せ祭り、十年祭、三十年祭、五十年祭、百年祭、千年祭(註5)するを定む。』

臣　神霊幣造知命
　　日竹内神幸禍虫猛斬命

(矢野祐太郎著『神霊正典※』昭和47年再版より引用)

三、
皇統第八十四代天地明玉主照不合(註6)五十九代天皇即位六十五年一月十三日、皇后宮糸玉姫命へ天疎日向津比売天皇神霊(註7)神憑し神託あり。(神武即位前三千七百一年)

『天国神州の天皇始め、上下万民万国五色人上下ワ、神幽る體骸を葬る顕代主よ。體骸を神に葬ることをせゐよ( 以下、令和の現代ではコンプラ的に並べ難い悲惨表現で、要約すれば「生き死にに迷ってはいけません(まではOKとして)迷って迷信的な故人の祀り方をしたり、そもそも先祖を祀らない個人も民族も先々の世に"必ず"(以下病貧争災表現続く。コンプラ抵触あり掲載自粛 )

(中　略)

荒魂は　體骸に付けて葬れ。
奇魂は　天神日の国へ葬れ。
和魂は　子孫の家に伝ふ。霊牌に霊遷し祭る(註8)。
幸魂は　高祖皇太神宮へ神に合せ、百日目霊遷し祭る。

(後　略)

天照櫛豊姫命 (註次代天皇) (註9)
天御中主照彦命　天神心明知命
天万人薬師知命　国押勝之男命
商法知彦命　天職地球知合命
天地人知合主王命　太玉カヂ(常用漢字無し)命
表春武形命　八意知彦命
外皇子四十一名命

(矢野祐太郎著『神霊正典※』昭和47年再版より引用)

註1: 本記事では原書でふられているルビを省いた箇所がありますが(御容赦ください)、一神教ライクな「テンゴク」ではなく「あめのくに」と読みましょう。同様に天皇も「スメラミコト」で。

註2: 元帝国海軍大佐矢野氏のこの時「見当たりし古文書」は竹内文書(磯原本のほう)の写本。(当方にも同内容の写しがあり確認)

註3: 記紀における天皇の系譜に非ず。上古と呼ばれる時代区分。ここではざっくり神代の昔のお話、古事記で伝わる神話よりもっともっと以前の時代…と思って頂けば結構です。日本の國體は他国の國體の意味するところと本質が異…

註4: 何ぶんにも半神半人のごとき当時の霊止(ひと)のこと…

註5: 一般人の遺族もおよそ同様に長命につき、余裕で千年後の喪祭りが執行える…というより、昔話あるあるの「身の丈八丈」ライクな口伝の盛り要素も否めない(笑)ことと、神代の暦は現今のグレゴリオ暦で無いことに留意すべきところ。

註6: フキアエズ(不合)朝またはウガヤフキアエズ(葦不合)朝、ウガヤ朝とも呼ばれる神武天皇以前の時代区分。前述の人の寿命が1000年より短命になり嘆いた天皇もこの時代の御方。

註7: 皇統(上古)二十二代天疎日向津比売天皇の神霊は、現今の伊勢の内宮 天照皇大御神であらせられ、太古の女皇であり太陽神の代行を太陽の女神としてお祭りしているということになります。

註8: 遺族・子孫の家で、現今でいう位牌で祀るということ。日本のお寺の専売特許に非ず、人造の宗門宗派の信者固定システムに(元々は)非ず、ということ。

註9: 皇統八十五代＝不合六十代天皇は女性天皇。ちなみに註7の天疎日向津比売天皇(天照皇大御神)は不合よりさらに古の御方。不合朝は前の世界が覆滅された後のいわば復興朝であり、その不合時代も覆滅(聖書に記されるノアの大洪水はその大変動の最後の辺りと考察され)、神武天皇以降(神倭)はその復興朝のリネージ(細かく見れば途中色々と秘事はあったが、ここでは扱わない)。推古天皇どころではない太古から男系女性天皇は存在しているという伝承。

※引用元について(3/22追記):

　あるお客様から質問頂いたものをこちらにも追記しておきます。

　"正典"と改題された初版は昭和39年発行であり、それ以前(戦中)は、著者が"謎の獄死"(遺体に砒素を盛られた痕跡があったことを後にある人物が明かしている) 後の昭和13年に『神霊密書』としてそのスジに流れた資料であり非売品(密書だけに…)。

　密書のさらに原書は、著者自ら装丁し昭和天皇に献上されたという

『神示現示による宇宙剖判より神政成就に到る神界現界推移変遷の概観。日本天皇発祥。世界統理、統理放棄、統理復帰、神政復古への経緯』

という、今日日のラノベのタイトルを悠々越える長さと令和の現代では誤解・危険度ましましな書名でした。

　日本における著作権の保護期間（原則的保護期間）は、著作者が著作物を創作した時点から著作者の死後70年ですが同書は版権の相続が夫人に相続されているためパブリック・ドメインでは「ない」ことを明記しておきます。

　夫人(矢野シン)はあの岡本天明本人が当初審神者できず読み解けなかった『日月神示』を読んで「太神の神示である」と理解できた最初の人物と伺っています。

　マニア自認のお方(?)へ。このテをA○○zonや紀○○屋の検索で探すは愚行です(まぁ非売品なので売ってたら不正品確定ですが…)。まず国○図書館はキホン…

…また読まれもしない追記に(価値を見出す人には)有料級情報をばら撒いてしまった(と仕込み杖に納刀する石川五ェ門風)…

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