先日、2月のお話会を開催しました。
「勉強・宿題、どうしてる?」というテーマで対話を深める中で、
あるお母さんが、とても大切な気づきを話してくださいました。
その話を聞いたとき、
実は私も半年前に感じたことと重なりました。
自分の子育ての考え方が、
ひっくり返るくらいの気づきだったので、今でもよく覚えています。
今回、参加者さんの中に、同じように気づき、
そして勇気を持って話してくださった方がいたことに、心から感謝しています。
「この記事を書いてもいいですよ」と言ってくださったその優しさにも、改めてお礼を伝えたいです。![]()
お母さんがご自身の言葉で綴ってくださったその想いを、
そのままご紹介させていただきます。
~「成功体験」を積ませていたはずなのに~
先日、習い事の先生から言われた一言に、ハッとさせられました。
「学習“方略”について、どう考えていますか?」
私はこれまで、子どもにできるだけ多くの成功体験を積ませたいと思い、
学習のやり方を工夫してきました。
スムーズに解ける方法を私が考え、
効率よく理解できるようにサポートする。
その結果、子どもは好反応。
学校の成績も上がり、授業もスムーズに受けられている様子でした。
「うまくいっている」と思っていました。
でも先生は、こう言いました。
「効果そのものよりも、“方略を工夫する過程”そのものが学習なんですよ。」
その瞬間、冷や汗が出ました。
私は、“学習は自分で工夫して進めるものだ”という、
最も大切な価値観の形成を、知らず知らずのうちに奪っていたのかもしれない。
子どもが「こなせばいい」と考えている限り、
成長は限られてしまう。
そう思った途端、これまでの関わり方を見直さずにはいられませんでした。
思い返せば、日々の生活にも表れていました。
食事ひとつにしても工夫がない。
自主学習ノートも工夫がない。
ふりかえりもない。
「考える」場面が、少なかったのです。
私はこれまで、
“どうすればうまくいくか”を教えてきました。
でも本当に大事なのは、
“どうすればうまくいくかを、自分で考えられるようになること”。
これから高学年に向けて、
親の役割もシフトチェンジしていこうと思います。
答えを与える人から、問いを投げかける人へ。
成功させる人から、工夫を見守る人へ。
これからは、そんな関わり方に変えていこうと思います。
子どもが、自分で考え、自分で改善し、
自分で活かしていけるように。
私も一緒に学び直しです。
― お話会に参加されたお母さんの体験より ―
この気づきから見えてきたこと
親が考え方や答えを先回りして与えるのではなく、
子どもが自分で考え、気づいていくのを信じて待つ![]()
発達に支援が必要な子どもたちの場合、
どこまで手を貸して、どこから見守るのか。
そのバランスは、とても難しいと感じますよね![]()
そんな中で、私自身にも一つの気づきがありました。
それは、
「このお話会での関わり方そのものが、子育ての練習になっている」
ということです。
お話会では、こんなことを大切にしています。![]()
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お母さんの話を、まずは最後まで聴く。
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「教えたい(アドバイスしたい)」と思う自分に気づきつつも、まずは遮らずに話し切ってもらう。
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否定せず、「自分の考え方と違うけど、その考え、素敵だな」と受け止める。
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「その時、どういう気持ちでしたか?」と問いかけてみる。
実はこのお話会は、子育ての関わり方を練習している場所でもあるのではないか。
そんな気づきがありました。
お互いに練習し合い、
成長していける場を、これからも守っていきたいと思います。
誰かにとっての小さなきっかけになれば嬉しいです。![]()