ヘアカラーをして髪がキレイになり大満足
と喜んでいる皆さん!!
カラー後の頭皮や髪は非常にデリケートであることをご存知でしょうか
健康なお肌と髪の毛は 弱酸性(pH4.5〜5.5)
それに対して、通常のヘアカラー剤は
アルカリ性(pH10〜11) です。
ヘアカラーは、弱酸性である髪の毛をアルカリ領域に傾けることで、キューティクルを開き染料を毛髪内部に入れています
ということは...カラーをすると頭皮も一緒にアルカリ領域に傾いてしまうということ
皮膚が弱酸性に保たれているということは、酸性よりもアルカリ性のものが付着した時のほうがかぶれやすい。
sukruで扱う「和漢植物カラー」と「香草植物カラー」は、お肌や髪と同じ弱酸性へアカラー
ダメージの心配はありません
一方で「ヴィラロドラオーガニックカラー」は、一般的なヘアカラー剤に比べてはるかに低アルカリで作られており、保湿成分もたっぷりでお肌や髪にやさしいことは間違いないのですが、アルカリ性ではあります
アルカリ性に傾いた頭皮と髪を放っておくと、後に肌トラブルを引き起こしたり、キューティクルの剥離・カラーの褪色原因にもなってしまいます
だから私にとってヘアカラー施術は、
シャンプー台に移ってからが勝負
ここでのひと手間を惜しまないことが、オーガニックカラーを扱うこと以上に大切ないたわりポイントなんです
ひと手間① 乳化
塗布したカラー剤に水分を含ませ乳液状にし、頭皮や髪についた余分な染料を浮き上がらせます。
アルカリ剤・過酸化水素といった水に溶けやすい薬剤の成分を取り除く目的があります
ひと手間③ アルカリ除去トリートメント
アルカリ除去効果の高い酸性のトリートメントでキューティクルを引き締めます。
アルカリ性になった毛髪は 褪色・パサつき・タンパク質の流出を招くので、酸のチカラでしっかりとキューティクルを閉じる目的があります
ひと手間④ カラースパ
カラー直後の頭皮をすばやく弱酸性に戻してくれるクリームタイプのスパ
( 2024年4月から新たに導入!!)
サトウキビや甜菜由来の高い保湿力をもつ酸を配合し、頭皮のpHを整えながら潤いを与えます
約10分ほど頭皮をマッサージしたらそのまま髪へクリームを伸ばし、ヘアパックのように包みこんで艶を高めます
カラー後のお肌が特に敏感になりやすい方は、ぜひカラースパ付きメニューを選んでみてくださいね
補足:過酸化水素が頭皮に残ると...
カラー剤に含まれる「過酸化水素」という成分。
実はしっかり除去されることなく頭皮に残ってしまうと、髪の毛のメラニン色素を作りだす毛包に蓄積され白髪を誘発してしまうのです
せっかく白髪染めをしたのになんてこったになります
ダメージを抑えるだけでなく、これから生えてくる髪のためにも、過酸化水素の除去をしっかりとおこなうことはとっても大事なんですね
この処理をきちんと施してくれるか、が美容室選びの重要なポイントだと私は思います
一手間といいながら、四手間かけてますね
それだけ愛情を持って、お客様の髪や頭皮に触れさせて頂いてるということです
シャンプー台でおこなっている処理の様子はお客様からは見ることができないので、この工程にどれだけこだわりを持っているかをお伝えいたしました