しっかり手帳に書いておいたので、ツツジに会いにきた
去年よりも、時期が早かったからか、入り口でかわよいチューリップが迎えてくれた
そして、上を見上げると、
「お待ちしておりました一年ぶりですね」
咲き誇るツツジ達は迎えてくれたよ
忘れなかったよ
今年も会えてうれしいです
ツツジ達に挨拶しながら、階段をのぼると、
瑞々しい葉桜に、少しだけ桜の花が残っていた
去年は気が付かなかった桜の木
移り変わる花と共に季節のページをめくり、
花を頼りに季節を知る。
いつか観た映画のワンシーンのような青空は、
ぐるっとまわって、なくした思い出につながってるのかも。
忘れたはずの感情…高揚も後ろめたさも、私のもので、
今日も、あの日に繋がっているんだ。
日陰に咲くツツジたちの柔らかさ
私だけの物語は、可愛い植物にだけ話す
お互いに言葉はなくても、
全身で耳を傾けてくれる。
ここのツツジちゃん達はとても清らかだ
ありがとう、ツツジちゃんズ
来年、新学期が落ち着いたころ、また会いに来るYO
階段を降りたら、ここが騒がしい駅前だった思い出す。
ふしぎな場所だ。
去年のつ・つ・じとの出会い