こんにちは(^O^)/
助産師歴29年で5人の子供の母の山本久美子です!
先日来院された妊婦さん
現在32週の2回目のママさん
第1子の出産時に恥骨結合が離解し
その後から産後2ヶ月くらいまで歩行困難になったそうです
第1子の体重も頭囲も大きすぎるわけではなかったのですが
子宮口が全開するまでの時間もスムースだったのですが
分娩台にあがってから赤ちゃんが誕生するまでにかかった時間は3~4時間
最後は吸引分娩で生まれたそうです
その後
胎盤が出たり
処置が終わって
分娩台から降りようとしても痛くて全く動けず
結局
トコちゃんベルトの装着と安静の指示のみで
赤ちゃんの世話ができないので
2~3週間病院で過ごし
産後2ヶ月は実家で過ごし
ベルトなしでも動けるようになって自宅に帰ったそうです
今回は
妊娠8ヶ月くらいから恥骨の痛みと右ソケイ部の痛みが増強し
第1子の産後と同じ思いをしたくないと来院
第1子の妊娠中は恥骨の痛みはなかったそうですが
このままの姿勢や第1子の話から考えられることは
子宮口が全開してから3~4時間かかって吸引分娩で生まれた
ことから
骨盤が緩んで(ご本人はヒップの形を気にされてました)いたこと
子宮を支えている靭帯が支えきれず子宮が下垂してしまってる事
その結果
陣痛が来たときに胎児は顎を引く
(第1廻旋:顎を引くことによって胎児は産道を進みやすくなる)のですが
恐らく顎を引けてない状態のまま
分娩が進行してしまったのではないか?
また
座り方や車に乗る時の癖で
簡単にゆがんでしまいます
このママは車の運転もされるので左の仙骨は内側に入っています
仙骨が内側に入っているということは
内側から見ると
出っ張りになる
この出っ張りが胎児の頭の出っ張り(骨重責)にぶつかって
胎児が進みたい方向にいけないので
胎児は出口を求めて
時間をかけて反対に回ります(廻旋異常)
このような事態を避けるためには
妊娠がわかってからでも
座り方や車に座る時に意識する
猫背にならないように気をつける
などのケアが必要です
現代人は
骨盤が緩みすぎてしまう
からだの使い方の癖でゆがみもある
ということを知っておくこと
そのための対処法も知っておくことが必要だと思います
詳しくは
骨盤ケア にお越しくださいね('-^*)/