クローバーあなたにとって、ある人がとてもわがままで意地悪な性格のように感じることがあるかもしれません。でもそれは、その人が「わがままで意地悪」なのではないのです。いろいろある感情の中で、あなたの前ではあなたが「わがままで意地悪」だと感じる一面しか見せようとしていないだけなのです。

クローバー周囲の人に対して、今までの経験からではなく将来こうあってほしいという称号を与える人になるだけで、あなたの人生は一転するでしょう。

手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~(喜多川泰より)

学校でも職場でも、「この人ってどうよ?」と思うことありますよね。私も時々、つい毒を吐いてしまうことがあります(笑)。そんな時、相手との距離を取ることで、お互いの見方がちょっと変わるかも、そんなお話です。

私は20代の頃から、嫌な上司に対しても、「私にとっては嫌な上司だけど、家庭では子煩悩なパパなのかもしれないな」と考える癖がありました。なぜそうなったのかは謎ですが、思うに「自分の周りはいい人だらけ」という思い込みをしようとしていたのかもしれません。←なかなか能天気(^^)

今回は、相手が自分に対して「わざとそう見せているかもしれない」という一歩踏み込んだ視点からの指摘ですね。なるほど、なるほど。そうかそうか。
では、なぜそうなるのか。その理由は一つに限りませんが、多くの場合、「自分が相手に対してそのように振る舞っているから」ということが関係しているんじゃないかなと思います。
 

だとしたら、「自分が相手にこうしてほしい」「こうあってほしい」という言葉を投げかけたり、そういう態度で接すれば、願う方向に関係改善されるかも。そう単純にはいかないかもしれないけどね。きっとそうなる。そうなるといいな。

この一節ではわざと大げさに「称号を与える」という表現になっています。それくらいしないと、嫌だな、苦手だなと思う人の良いところって見つけられないですもんね。いや、見ようとしないというほうが正しいかな。

で。ここでのポイントは「自分が先に行動する」ことです。一見自分が負けたように感じるかもしれませんが、その我慢が大切。「こうあってほしい」という称号を与えてその通りになってくれれば、それはやっぱり勝ちですよね。自分の周りはいい人だらけ」にしてしまった方がやっぱり幸せです。