自立するためには共同体の中心でいようとしないことが必要です。自分は共同体の一員ですが、自分が共同体の中心にいるわけではないということを自覚することが大事なのです。自分は他人の期待を満たすために生きているわけではありません。そうであれば、他の人も自分の期待を満たすために生きているわけではありません。他の人の期待を満たすために生きる必要はありませんが、その権利は他の人もあるということを認めないといけません。
共同体の一員であるという認識は、私たちの社会的存在において重要な要素ですが、自分が共同体の中心にいるわけではないということを自覚することも大人になるために必要ですね。
自分が共同体の中心にいると勘違いすると、自己優位な態度や他者への無理難題を押し付けたりしてしまうかも。共同体の一員としての責任を果たすためには、他者の意見や感情に敏感であることが重要なんです。
一方で自分が共同体の中心にいないことを自覚することは、謙虚さと共感力を培うことにもつながり、自己の成長と共同体の発展を促進する一助となります。
共同体の一員であることを認識しつつも、自分が中心ではないという謙虚さと他者への敬意を持つバランスが求められるているわけで、これがよりよい人間関係と社会的な共存を築くための重要なステップだといえます。